明治のはじめ、欧米の国状、社会、産業などを学習するため、政府の大調査団が派遣されました。 右大臣岩倉具視を特命全権大使とする総勢50名です。 参議木戸孝允、大蔵卿大久保利通、工部大輔伊藤博文ら政府首脳の約半分が参加しています。 しかも、まる2年近くもです。 金子堅太郎、中江兆民ら59名の留学生も同行しました。 明治4(1871)年11月10日に、横浜港を出発し、アメリカ→イギリス→フランス→ベルギー→オランダ→ドイツ(プロシャ)→ロシア→デンマーク→スエーデン→北ドイツ(ハンブルグなど)→イタリア→オーストリア(ウィーン万博)→スイス→フランスを見聞し、スエズ、香港、長崎経由で、明治6(1873)年9月13日に横浜港に帰港しました。 見聞した内容は、一行の久米邦武が『特命全権大使・米欧回覧実記』として残しています。 テキストおよび図版は 久米邦武編、田中彰校注、「特命全権大使・米欧回覧実記」、岩波文庫、1977~83 を使用しました。 |
5.6552g 銀品位925 |
20.73g 銀品位868 |
12.34g 銀品位900 |
1.67g 金品位900 |
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3.982g 金品位900 |
89×49mm 南北戦争時の小さな紙幣です(原寸大) |
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