①小アジア ミレトスの銅貨 紀元前4世紀 表 : アポロ神 裏 : ライオン 小アジアの西海岸にあったギリシャ人の都市国家、ミレトス(Miletos)で発行されたものです。 15.9mm 4.2g |
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②マケドニア フィリッポス2世の銅貨 紀元前4世紀 表 : アポロ神 裏 : 馬に乗ったフィリッポス2世。上部にΦIΛIΠΠOY(Philippoy)。 マケドニア王国のフィリッポス2世(359-336BC)が発行しました。アレキサンドロス大王の父です。 19.6mm 6.0g |
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③シリア セレウコス朝の銅貨 紀元前3世紀 表 : アンチオコス(Antiochos)Ⅱ世(在位261-246BC) 裏 : 立っているアポロ神。BAΣIΛEΩΣ、ANTIOXOY。 アレクサンドロス大王の没後、シリアにあったセレウコス朝が発行したコインです。 14.7mm 2.5g |
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④シチリアの都市国家の銅貨 紀元前3世紀 表 : アポロ神 裏 : 三脚台 シチリアにはギリシャ人とフェニキア人の都市国家がありました。 三脚台は、シチリア島の三つの岬を意味するシチリアのシンボルだったそうです。 13.2mm 1.8g |
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⑤マケドニア カッサンドロス朝の銅貨 紀元前3~2世紀 表 : ポセイドン神 裏 : アテネ神 アレクサンドロス帝国を受け継いだ一人のカッサンドロス朝のフィリッポス5世(221-179BC)。 16.0mm 2.8g |
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⑥南イタリア トリオイの銅貨 紀元前2世紀 表 : ヘラクレス 裏 : 牡牛の前半身。上にΘOY、左にΣΩ。 南イタリアにあったギリシャ人の都市国家、トリオイ(ツルイThurii)で発行されたものです。 このコインが発行されたころは、既にローマ共和国の一部になっていました。 11.0mm 1.2g |
⑦南フランス マッサリアのオボル銀貨 紀元前4世紀 表 : アポロ神? 裏 : 幾何模様、MとA。 マッサリアは現在のマルセーユです。このころフェニキア人の植民都市がありました。 わずか0.5グラムの銀貨です。 6オボルが1ドラクマになります。 当時労働者の1日の賃金の目安は3オボルでした。 11.6mm 0.5g |
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⑧黒海西岸 イストラスの1/4ドラクマ銀貨 紀元前4世紀 表 : 女性ふたりの顔。 裏 : いるかを捕らえる鷲。上部にIΣTPIH。 なんとも不思議なデザインのコインです。 11.6mm 1.4g |