リディア王国の1/3スターテル・エレクトロン貨 紀元前7~6世紀 表:獲物を狙っているライオン リディアのパクトロス川(ヘルモス川?)に、金と銀の自然合金が産出しました。 リディアの王様たちはそれを元にコインを作りました。 この頃、1スターテルで傭兵1ケ月分の給料だったそうですから、このコインは10日分の給料になります。 4.71g 12.0mm(最大部分の長さ、以下も同様) |
リディアのコイン、電子マネーEdy |
アケメネス朝ペルシャのシグロス銀貨 紀元前5世紀 表:弓と槍を持つダリウス1世(?) リディアを滅ぼしたのはアケメネス朝ペルシャです。 ペルシャは、滅ぼしたリディアの貨幣制度を見習いました。 日本の江戸時代の豆板銀のように厚みのあるコインです。 5.54g 15.7mm |
ミシアのパリオンの3/4ドラクマ銀貨 紀元前5世紀 表:ゴルゴネイオンという神様です。 裏:陰刻。 ミシアは、小アジアの西北地方のことです。 3.2g 11.5mm |
ケルソネソスの4オボル(4/6ドラクマ)銀貨 紀元前5~4世紀 表:振り返っているライオン 裏:幾何模様 ライオンの姿も幾何模様もずいぶん洗練されてきています。 ケルソネソス(Chersonese)はギリシャ人が黒海北岸に作った植民都市です。 2.4g 12.7mm |
オルビアのいるか形と矢じり形の銅貨 紀元前6~5世紀 黒海北岸のギリシャ人の都市国家、オルビア(Olbia)で発行された銅貨です。 (発行時期に関しては、紀元前3~1世紀という説もあります。) 2.2g 27.1mm / 6.6g 41.0mm |
アクラガスの3アス銅貨 紀元前5世紀 表:野兎を掴んでいる鷲(状態が良くないのでそうは見えませんが) 裏:カニ アクラガス(Akragas)はシチリア島南岸にあったギリシャ人の植民都市です。 まるで子供銀行のコインのようですが、それでもだいぶ洗練された形になっています。 16.15g 26.0mm |
ローマ共和国のセクスタンス(1/6アス)銅貨 紀元前3世紀
表:亀、 裏:車軸の模様 横から見るとUFOのようでもあり、子供の頃遊んだべーごまのようにも見えます。 このころのローマは、ギリシャ人やフェニキア人の世界と比べるとコイン作りでは発展途上国でした。 41.25g 33.5mm 厚さ11.6mm |