コンスタンティヌス大帝 (在位306-337) 当初はブリタニアなどローマの4分の1の皇帝だったのですが、 次々に他の皇帝を倒し、324年に単独皇帝となりました。 330年には新都コンスタンチノープルに移りました。 キリスト教を公認したことでも有名です。 18.5mm 3.5g |
┌コンスタンティヌス大帝(306-37)┬[西ローマ]コンスタンティヌスⅡ(337-40) │ ├[中ローマ]コンスタンス(337-50) │ └[東ローマ]コンスタンティウスⅡ(337-61) └ユリウス─┬─ガルス └─ユリアヌス(361-63) |
コンスタンティヌス2世 (在位337-340) 西ローマ(ブリタニア、ガリア、イスパニア)の皇帝となったのですが、 弟のコンスタンスを討とうとして、逆に敗れて殺さてしまいました。 19.1mm 2.7g | |
コンスタンス (在位337-350) 中ローマ皇帝として、イタリア、アフリカ、イリリアを領有していました。 イタリアに攻め込んできた兄を破り西ローマを併合していたのですが、 部下のマグネンティウスに破れました。 15~17mm 1.7g | |
コンスタンティウス2世 (在位337-361) 東ローマ皇帝でしたが、西・中ローマの皇帝となっていたマグネンティウスを破り、 ローマを再統一しました。 ユリアヌスの父を暗殺した首謀者とされています。 15.2mm 2.0g |
コンスタンティウス・ガルス ユリアヌスの異母兄です。 東方を治める副帝(カエサル)に任ぜられていました。 銘文の最後にC(カエサル)とあります。 21.0mm 4.0g |
ユリアヌスのシリカ銀貨 フランス中南部のリヨンでの鋳造です。 皇帝を名乗って直後の発行と思われます。 顔つきは、上のコンスタンティウス2世(従兄弟)とよく似ています。 16.6mm 2.1g |
ユリアヌスの単位不明の銅貨 ギリシャ北部テッサロニカの鋳造 表にDNFLCIVLIANVSPFAVG IVLIANVS(Julianus)がユリアヌス、AVG(Augustus)がアウグスツスを意味します。 単独皇帝になってから、髭をたくわえました。 裏にSECVRITASREIPVB、裏下部にTESA。 裏は、いけにえの儀式に使われた牡牛。 26~27mm 8.3g |