明の第3代皇帝成祖永楽帝(在位1403~1424)が発行したものです。 貿易専用の貨幣だったとの説があります。 24.5mm 3.8g |
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・ ・ 禁 制 一 錢を撰ぶ事 段錢の事は、往古の例たる上は、撰ぶべき事もちろんたり と言へども、地下に宥免の儀として、 百文に永楽・宣徳の間廿文あて加へて、可収納也 一 利錢并売買錢事 大小をいはず、永楽・宣徳においては、撰ぶべからず さかひ錢と洪武錢なわ切の事也・うちひらめ、 この三色をば撰ぶべし 但如此相定らるるとて、永楽・宣徳ばかりを用べからず 百文の内に永楽・宣徳を丗文を加へて使ふべし 文明十七年四月五日 大炊助在判弘興 |
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思われます。 |
日本製・加刀鐚永楽 垂足宝 明銭の書体を、日本で加工しています。繊細な字で、宝の最後の足が垂直に降りていますので、「垂足宝」と呼ばれています。 24.6mm 3.3g |
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日本製・鐚永楽 正様 母銭 日本で本格的ににつくるため、銭の型を作るための銭(母銭)として作られたもののようです。きめ細かい銅質で、字画や輪・郭が丁寧に仕上げられています。 24.2mm 2.6g |
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日本製・中正手永楽 俯貝宝 通常の永楽通宝とは少し書体が異なります。 僧中正の書になるものに似ているからと、「中正手」と呼ばれています。 宝字の尓の横引きの最後が跳ねているのも特長のひとつです。 24.6mm 2.8g |
左から 24.0mm 3.7g / 23.2mm 1.9g / 22.0mm 1.9g / 21.2mm 1.5g / 19.9mm 1.6g |
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・ ・ 定 一、永楽壱貫文に鐚銭四貫文充此積たるべし、 但、向後永楽銭ハ一切取扱ふへからず 金銀鐚銭を以可取引事 一、金子両に鐚銭四貫文可取引事 一、鐚銭 但、なまり銭 大われ かたなし銭 へいら銭 此五銭之他ハ無異儀可取引事 右条々、 慶長十三年十二月八日 備 前 対 馬 大 炊 |