夏目漱石が松山中学の先生になったのは、明治28年のことでした。 坊っちゃんが松山中学の先生となったのは、明治38年のことです。 それぞれ日清、日露の戦争の直後のことです。 日本が世界の五等国あたりから、一気に先進国の仲間入りをしようとしていた頃です。 日露戦争後、一等国になったという人たちに対して、のんきなものだと漱石は批判したそうですが。 「坊っちゃん」の中には、お金の話がよく出てきます。 現代との価値観の違いを想像してみました。 |
(番号が漢数字で書かれています) |
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(*1)は明治33年の官有鉄道および大坂商船会社の時刻表による。 |
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(この1円札は現在でも通貨として有効です) |