古代のスポーツコイン

    

 アスペンドスのスタータ銀貨(紀元前4世紀)

 アスペンドスは、小アジアの南岸にあったギリシャ人の都市国家です。
 スポーツはギリシャ本土のオリンピックでなくとも盛んだったのでしょうか。 このコインは、表にレスリング、裏に投石者(ハンマー投げ)が描かれています。
 オリンピックが始まったのは、紀元前776年のこと。当初は、競争1種目だけでした。その後、「ペンタスロン」とよばれる五種競技が追加されました。短距離、幅跳び、円盤投げ、槍投げ、レスリングの5つです。
 レスリングは、立ったまま相手を持ち上げて投げ飛ばす競技です。時間に制限が無かったため、かなり長い時間かかることもあったそうです。

22~25mm,10.5g
2005.10.15  2007.4.23改訂