お札のリサイクル


 外国を旅行すると、しわくちゃの紙幣を受け取ることがあります。 そんなとき、日本の紙幣のきれいさに改めて驚かされます。
 日本では、お札は少し汚れると廃棄処分にされ、新しいお札と交換されます。
 1万円札は3~4年、5千円札と千円札は利用頻度が高いため1~2年で交換されます。 毎年3000トン(3億枚)も交換されるそうです。

 古くなったお札は、溶解されるか、または細断されてリサイクルされます。
 リサイクルの一例が右の貯金箱。 およそ100枚分のお札から作られています。 細断された後も見慣れた文様が目につきます。
貯金箱の一部
少し前の1万円札の表面左下部

 もっとも、この貯金箱は日本銀行が製造しているのではなく、細断された紙を民間業者が製造したものです。

2007.5.3    2022.11.8 改訂