スペイン領フィリッピンの加刻印コイン

 フィリピンは、16世紀末にスペイン領となりました。
 19世紀前半、スペインはペルーで製造したコインに刻印を打って、フィリピンの通貨としたことがあります。
 このコインは、ペルーのリマで製造された8レアル銀貨に刻印を打ったものです。刻印の「F.7.0」は、当時のスペイン国王フェルディナンド7世を表しています。

 その後、米西戦争の結果、1898年にアメリカ領となりました。

2007.10.21