一朱銀枡

一朱銀枡
慶応2年作成
長さ30.4cm

「一朱銀」は、小銭と大銭の中間くらい。 慶応2年(1866)ころだと、銭にすると500文くらい、お米が5升(7キロ)くらい買えました。
小さくて持ち運びに便利な銀貨です。大店では、一日の商いで沢山の一朱銀を扱ったでしょう。
この枡は、一朱銀を数えるための枡です。沢山の一朱銀をつかんで乗せ、枚数を数えます。
一朱銀は4枚で金1分、16枚で金1両です。
この枡は80枚入りですから、一杯になると金5両です。

2008.8.16