変わった形の豆板銀

元文豆板銀 11.3g

「豆板銀」は江戸時代の銀貨です。
重さが固定的でなく、大きいものだと20グラムくらいから、小さいものは1グラム以下までいろいろあります。常に重さを量って使います。
今から考えると大変不便ですが、ちょっとした買い物には欠かすことのできないものでした。
形は大豆の形をしているのが普通ですが、稀にこのようにとんでもない形になっているものがあります。何やらできたてほやほやの豆板銀のようです。
この豆板銀は銀3匁になります。この頃の江戸の大工さん1日の賃金くらいです。

2010.4.25