篆書元豊通宝「面星」 3.6g 23.8mm 宝と通の間に大きな●があります。 頬にできた大きなほくろのようです。 これを「面星」と呼んでいます。 まるで制作時のエラーのようにも見受けられますが、制作者が意図的につけたマークらしいです。 このマークのつけられた銭は、北宋銭の「元豊通宝」または「元符通宝」を鋳写したものに限られます。 | ||
真書元豊通宝「郭抜」 2.2g 23.0mm 内郭(内側の郭)がほとんどありません。 詳しく計測すると、広い所でも、幅0.2ミリくらいです。 これを「郭抜」と呼んでいます。 できるだけ軽くするためでしょうか、内側の穴をできるだけ削ったようです。 しかし、荒っぽく削ったのではなく、丁寧に削られています。 そのため、内郭の形状がピタッと正方形になっています。 北宋銭だけでなく、いろんな銭銘の銭を鋳写したものに見られます。 |