江戸の地図


  ●『分間懐宝御江戸絵図』
江戸全体が1枚の地図です。
文化12年に江戸須原屋が出版したものです。
右は現在の丸の内あたりです。
88×78cm






  ●『市ヶ谷牛込絵図』
いわゆる「江戸切絵図」です。市ヶ谷、牛込付近です。
安政4年に江戸尾張屋が出版したものです。
赤地は寺社、白地は武家地、黒地は町屋です。
町屋の面積が極めて狭いのに驚きます。
54×49cm





  ●『懐中番町絵図』

これも「江戸切絵図」の一種です。上の地図の隣の番町付近です。
嘉永2年に江戸の近吾堂が出版したもので、
上の尾張屋版とは表記方法が少し異なります。
武家の名がばらばらの方向に見えますが、
玄関方向を上にする習慣があるためです。
63×44cm




  ●『上総国武射郡野中村』
いわゆる「村絵図」の一種です。
厚手の和紙に手書き彩色されています。
現在の千葉県山武市の一部です。
村高142石の小さな村です。
64×45cm


  ●『阿波国』
阿波徳島の地図です。
南が上に書かれています。
36×26cm

  
2008.3.30