「大江戸骨董市」の天保銭

東京では、たくさんの骨董市が開かれます。 そのうち、私の好きなのは次の4つです。
    「大江戸骨董市」   有楽町駅そばで、毎月第1、3日曜日に開催
    「富岡八幡宮骨董市」 門前仲町の富岡八幡宮境内にて、毎月第1、2,4日曜日に開催
    「東郷の杜能美の市」 原宿の東郷神社境内にて、毎月第1日曜日に開催
    「高幡不動ござれ市」 高幡不動境内にて、毎月第3日曜日に開催

今日訪れたのは「大江戸骨董市」です。
有楽町駅のすぐそばなので、アクセスも便利です。 200以上のお店が並んでいます。
    昔の生活道具、昔のおもちゃ、昔の絵葉書、昔のアルバム、昔のお金、
    掛軸、焼き物、古い着物・布地、古文書、古本、
    海外のアンティーク品   などなどが所狭しと並べられています。
「これは何ですか?」、「もっと安くしてよ」 お客さんと店主との会話が聞かれます。 外国からの観光客も多いです。 "What?" "Oh nice!" "How much?"
『上州粕川村 天保銭(民)』
48.9mm 19.4g

ところで、今日目にとまったのは、『上州粕川村 天保銭(民)』の名札がついていた天保銭です。
店主の話によると、赤城山の麓の粕川村で、(官ではなく)民が作った天保通宝だそうです。
天保通宝の民間鋳造品としては「奥州淨宝寺村」のものが有名ですが、「上州粕川村」は聞き始めでした。
この品は、火中品のようでもあり、また本銭と比べるとほんの少し軽めです。 ただし、書体に格別な差異はなく、側面の極印も確認できます。
さて、これは一体・・・・・・  "Oh, Help me out!"

2009.7.5(第1日曜日)