大英博物館のミス

 
 

 3月23日(2013年)、大英博物館へ行きました。
 すごく寒い日で、雪が降っていました。
 博物館や美術館は、天気が悪い日は、特に外国から来た人でにぎわいます。
 今日もいっぱいの人でした。

 この博物館は、コインの所蔵も並たいていのものではありません。75万点以上のコインを所蔵しているそうです。
 その一部が「Money」室で展示されています。


 コインはすべてケースの中に展示されていますが、現物を手に取ってさわれるところがありました。
 係りは若い女性でした。 ”ミス大英博物館”です。
 小さな壺のようなものがあったので、これは何ですかと聞いたら貯金箱だと教えてくれました。

 "May I take a photo of you?" と聞いたら、はにかみながら "Yes" と言ってくれました。

展示されていたのは
小判の裏側
表側中央にVOCの刻印
(博物館のHPより)

日本の折れ曲がった小判が展示されていました。
何でこんなに傷んだのを?と不思議になって説明書きを見てみると、VOC(オランダ東インド会社)のマークが刻印されているものだ、との説明書き。
しかし、いくら見てもそのような刻印はありません。 帰国後よく調べると、刻印は表側にあるのに、展示されていたのは裏面でした。 ”大英博物館のミス”でしょうか。

なお、VOCの刻印のある小判は、現存5枚だそうです。


2013.3.28   2013.5.22少し改訂