ユスティニアヌス帝の半フォリス青銅貨 527~565年 表 : 皇帝像 裏 : 大きなKと、その左に十字架 Kは20ヌンムスを意味します。 24-27mm 9.0g |
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ユスティヌス2世のフォリス青銅貨 576年 表 : 皇帝と皇妃ソフィアの像。 裏 : 大きなMと、その右に即位12年を意味するⅩⅡ Mは40ヌンムスを意味します。 30mm 12.4g |
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ヘラクリウス帝のソリドス金貨 610~641年 表 : 皇帝像 裏 : 3階段の上に十字架。左にVICTORIAの文字が見えます。 この皇帝は、これまでのラテン文字に代わってギリシャ文字を採用しました。 20.8mm 4.3g |
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ヘラクリウス帝のヘキサグラム銀貨 615~638年 表 : ヘラクリウス帝と、共同皇帝だった子のコンスタンティノス帝 裏 : 十字架階段 この銀貨は、7世紀にヘラクリウス帝が、ビザンツ帝国としては最初の本格的な銀貨として発行したものです。 ただし、7世紀末には発行されなくなりました。 23.3mm 6.4g |
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ニケフォロス2世のミリアレシオン銀貨 963~969年 表 : 三つの小十字架をつけた十字架 裏 : ミリアレシネン銀貨は、8世紀から11世紀にかけて発行された銀貨です。 1ソリドス金貨=12ミリアレシオン銀貨に相当します。 23.3mm 3.1g |
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マヌエル1世のヒュペルピュロン金貨 1143~1180年 表 : キリストの像 裏 : 皇帝の像 お椀のような形なので、「カップコイン」と呼ばれています。 29mm 4.2g |
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アンドロニクス1世のビロン・トラキー貨 1183~1185年 これも「カップコイン」です。 ビロンとは銀と銅の合金ですが、銀は数%しか含まれていません。 28~30mm 4.4g |
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ラテン帝国のビロン・トラキー貨 1204~1261年 表 : バージンの立像 裏 : 皇帝の立像 ラテン帝国は、ヴェネティアの資金を元にフランスの騎士を中心とする第4十字軍が建国したものです。 貨幣の形態はビザンチンのそれを見習っています。 19mm 1.5g |
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トレビゾンド帝国のアスペル銀貨 1280~1297年 表 : 聖エウゲネスの像 裏 : ヨアンネス2世像 トレビゾンド帝国は、第4十字軍がコンスタンチノープルを占領したとき、ビザンチンの貴族が黒海東南岸に建国した国です。 周辺国家と巧みな外交を行い、東西交易の中継地として栄えました。 ビザンチン帝国が滅亡した数年後にオスマントルコに戦わずに降伏しました。 21-22mm 2.8g |
アンドロニクス2世・3世のヒュペルピュロン金貨 1325~1334年 表 : コンスタンチノープル市街の壁の周りに3本の塔、中央にマリアの胸像。 裏 : 中央にキリスト、左にアンドロニクスⅡ、右にアンドロニクスⅢ。 オスマントルコとの争いが始まった頃の皇帝たちです。 本当はもっと外周が広かったのですが、だいぶ切り取られてしまっています。 19-21mm 2.8g |