Sextans(1/6アス)銅貨 前265~前242年 表:亀 裏:車軸 6本の車軸が1/6を意味している。 41.1g 32~33mm 厚さ11.6mm |
Semis(1/2アス)銅貨 前225~前217年 表:サターン神 裏:ガレー船の舳先 表面下部と裏面上部の「S」が、Semisを意味している。 127g 51.5mm 厚さ12.8mm |
共和国初期のアス銅貨 前211~206年 表:双頭の神、ヤヌス神。 裏:ガレー船の舳先。上部にI、下部にROMA なんとも不思議な神です、頭が二つあるのです。 アス銅貨の重さは、ポエニ戦争中に急激に軽くなり、このころは30グラムくらいになっています。 32.4g 34mm |
デナリウス銀貨 前48年 表 アポロ神 裏 4頭立て戦車で、馬の躍動感がいっぱいです。 その下に、造幣責任者名「CVIBIVS」 3.9g 17.5~19.0mm | ||
カエサルのデナリウス銀貨 前49年 表:大蛇を踏みながら歩く象、下部にCAESAR 裏:斧 カエサル(シーザー)が発行したデナリウス銀貨です。 3.6g 17.4mm |
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アウグスツス帝のデナリウス銀貨 前27~後14年 表:ローマ初代皇帝アウグスツス(オクタビアヌス) 裏:ガイウス・カエサルとルキウス・カエサル。その間に楯と槍。 18.0mm 3.7g | ||
ネルヴァ帝のアス銅貨 96~98年 表:ネルヴァ帝 裏:リベルタス神 五賢帝の最初の皇帝です。 10.26g 26.9mm | ||
トラヤヌス帝のセステルティウス黄銅貨 113年 表:トラヤヌス帝 裏:フォルトゥーナ女神 五賢帝の二人目、トラヤヌスです。 25.1g 33.2mm 厚さ3.3mm ■このコインの物語 ⇒ 『古代ローマ帝国1万5000キロの旅』 | ||
トラヤヌス帝のデナリウス銀貨 98~117年 表:トラヤヌス帝 裏:戦利品 五賢帝の二人目、トラヤヌスです。 3.29g 18.2mm | ||
ハドリアヌス帝のアス銅貨 117~138年 表:ハドリアヌス帝 裏:ホノス神 ローマ帝国の領域が最大だったときの皇帝です。 10.1g 26.3mm | ||
アントニヌス・ピウス帝のアウレウス金貨 148~149年 表:アントニヌス・ピウス帝 ANTONINVS AVG PIVS P P TR P XII 裏:アクトゥス女神 COS IIII 五賢帝の四人目、ローマ最盛期です。 7.08g 19.0mm | ||
アントニヌス・ピウス帝のセステルティウス黄銅貨 138~161年 表:アントニヌス・ピウス帝 裏:ティベリス川の河神 ローマの威信を誇るような堂々たるコインです。 表:皇帝像の左に ANTONINVSAVG 、右に PIVSPPTRPCOSIII ANTONINVS = Antoninus アントニヌス、皇帝名 AVG = Augustus 「尊厳者」、ローマ皇帝の称号 PIVS = Pius 「敬虔な」、ローマ皇帝の称号 PP = Pater Patriae 「国父」、ローマ皇帝の称号 TRP = Tibunicia Potestas 「護民官職権」、ローマ皇帝の称号 COSIII = Consul 3 「3回目の執政官」 裏:上 TIBERIS ティベリス、河神の名 下 SC = Senatus Consultum 「元老院の決議により」 26.07g 34.1mm | ||
マルクス・アウレリウス・アントニヌス帝の銅貨 161~180年 表:マルクス・アウレリウス・アントニヌス帝 珍しく左向きです。 五賢帝の最後で、「哲人皇帝」として知られています。 中国(後漢)に使いを出した「大秦王安敦」です。 中央政府ではなく、小アジアの地方政府発行のもののようです。 7.9g 23.0mm |
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※ このとき、軍団兵の勤務年数は20年、 退職金3000デナリウス。 近衛軍団兵は優遇されていて、年俸675デナリウス、 勤務年数16年、退職金5000デナリウス。 |
カラカラ帝のアントニニアヌス銀貨 198~217年 表:カラカラ帝 裏:セラピス立像 大浴場で知られている皇帝です。 共同皇帝となった1つ下の弟を暗殺し、その信奉者2万人を粛清したと伝えられています。 5.39g 22.2mm |
ガリア皇帝ポスツゥムスのアントニニアヌス銀貨 260~269年 ガリア(現在のフランス)だけを治めていた「ローマ皇帝」です。 リヨンにて発行されました。 3.9g 21~23mm | ||
ブリタニア皇帝アレクトゥス帝のアントニニアヌス貨 293~296年 ブリタニア(現在のイギリス)だけを治めていた「ローマ皇帝」です。 アントニニアヌス貨は、(銀貨から)すっかり銅貨に変身しています。 ロンディニウム(現在のロンドン)にて発行されました。 3.7g 24.8mm |
マクセンティウス帝のフォリス銅貨 306~312年 表:マクセンティウス帝 裏:寺院に座すローマ このころ、3~4人の皇帝が乱立して、互いに争ったり同盟したりしていました。 6.11g 24.5mm | ||
ユリアヌス帝のシリカ銀貨 361~363年 背教者として有名なユリアヌス帝です。 2.1g 16.6mm ■この皇帝の物語 ⇒ 「背教者ユリアヌス」 |
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ホノリウス帝の銅貨 395~423年 表:ホノリウス帝 西ローマ帝国の滅亡直前の皇帝です。 2.2g 18.1mm |
ユスティニアヌス大帝のフォリス青銅貨 538年 表 : 皇帝象 裏 : 大きなMは40ヌンムス、XIIは在位12年目を表わす 21.0g 37~38mm 厚さ2.5mm |
ヘラクリウス帝のソリドス金貨 610~641年 表 : 皇帝像 裏 : 3階段の上に十字架。左にVICTORIAの文字が見えます。 この皇帝は、これまでのラテン文字に代わってギリシャ文字を採用しました。 4.3g 20.8mm | ||
ヘラクリウス帝のヘキサグラム銀貨 615~638年 表 : ヘラクリウス帝と、共同皇帝だった子のコンスタンティノス帝 裏 : 十字架階段 この銀貨は、7世紀にヘラクリウス帝が、ビザンツ帝国としては最初の本格的な銀貨として発行したものです。 ただし、7世紀末には発行されなくなりました。 6.4g 23.3mm | ||
ニケフォロス2世のミリアレシオン銀貨 963~969年 表 : 三つの小十字架をつけた十字架 裏 : ミリアレシネン銀貨は、8世紀から11世紀にかけて発行された銀貨です。 1ソリドス金貨=12ミリアレシオン銀貨に相当します。 3.1g 23.3mm |
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マヌエル1世のヒュペルピュロン金貨 1143~1180年 表 : キリストの像 裏 : 皇帝の像 4.2g 29mm | ||
アンドロニクス1世のビロン・トラキー貨 1183~1185年 ビロンとは銀と銅の合金ですが、銀は数%しか含まれていません。 4.4g 28~30mm |
ラテン帝国のビロン・トラキー貨 1204~1261年 表 : バージンの立像 裏 : 皇帝の立像 ラテン帝国は、ヴェネティアの資金を元にフランスの騎士を中心とする第4十字軍が建国したものです。 貨幣の形態はビザンチンのそれを見習っています。 1.5g 19mm | ||
トレビゾンド帝国のアスペル銀貨 1280~1297年 表 : 聖エウゲネスの像 裏 : ヨアンネス2世像 トレビゾンド帝国は、第4十字軍がコンスタンチノープルを占領したとき、ビザンチンの貴族が黒海東南岸に建国した国です。 周辺国家と巧みな外交を行い、東西交易の中継地として栄えました。 ビザンチン帝国が滅亡した数年後にオスマントルコに戦わずに降伏しました。 2.8g 21~22mm |
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アンドロニクス2世・3世のヒュペルピュロン金貨 1325~1334年 表 : マリアの胸像。 裏 : 中央にキリスト、左にアンドロニクスⅡ、右にアンドロニクスⅢ。 オスマントルコとの争いが始まった頃の皇帝たちです。 本当はもっと外周が広かったのですが、だいぶ切り取られてしまっています。 2.8g 19~21mm |