サムプラーティ王の1パナ銀貨 紀元前3世紀 銀の板を一定の大きさに切り取り、角を削って重量調整し、5つのシンボルマークを打ち出したものです。 シンボルマークには動物、植物、自然、太陽、幾何模様などさまざまあります。 サムプラーティはマウリア王朝の第6代目の王(在位216-207BC)です。 3.2g 17×12mm |
1パナ銀貨 紀元前4~2世紀 マガタ、マウリア王朝時代に発行された銀貨です。 だいぶ磨耗しています。 マウリア王朝では、このコインが広く流通し、官吏の給料や罰金などに使われたそうです。 3.1g 13×14mm |
アポロドトス1世の銅貨 BC160-150 表:こぶ牛 裏:トリポッド インダス文明の印章と非常に似かよったデザインです。 2.1g 13.3×14.0mm |
メナンドロス王の銀貨 BC160-145 表:槍を構える王様の像。BAΣIEΛΩΣ ΣΩTHPOΣ MENANΔPOY(救世者メナンドロスの) 裏:左手に盾、右手に金剛杵を持つパラス・アテナ女神像。周りのカロシュティー文字は表と同じ意味。 この王のころが最盛期で、仏教の経典ではでミリンダ王として知られています。 この王の死後、バクトリアは衰え、月氏に追われて南下したスキタイ人に占領され、ギリシャ人の王たちは南に逃れました。 2.4g 16.1mm |
アゼス1世のドラクマ劣位銀貨 BC57-35 表:長槍を持つ王の騎馬像 裏:ゼウス神像 1.4g 16.0mm |
アゼス2世のテトラドラクマ劣位銀貨 BC35-AD10 表:鞭を持つ王の騎馬像 周りにBAΣIΛEΩΣ BAΣIΛEΩN MEΓAAOY AZOY(諸王の王、偉大なるアゼスの)。 裏:アテナ女神像(ゼウス?)。周りのカロシュティー文字の意味は表と同じ。 いかにも騎馬民族の王様というデザインです。 7.4g 24.3mm |
無名王の銅貨 1世紀 表:小槍を持つ国王。放射状頭光。 裏:象使いの突棒をかかげる国王騎馬像。周囲に”諸王の王”を意味する「BACIΛEVC BACIΛEWN」。 ヴィマ・タクトゥ王ともともいわれる王ですが、謎の王です。 7.5g 23.0mm |
カニシカ王の銅貨 AD130-158 表:左手に三叉の戟をもち、右手を拝火壇にかざす国王像。 PAO KANHPKI(カニシカ王の)。 中央アジア風の長いコートが特徴的です。 裏:ナナ女神。NANA(ナナ)。 カニシカ王の時代ローマとの交易が盛んで、絹などと交換に得たローマの金貨を自国の金貨に改鋳しました。 またこの王のころから、コインの裏面のカロシュティー文字がなくなりました。 4.3g 18.0mm |
ビジャヤセーナ銀貨(西クシャトラパ) 3世紀 表:王様の像。 まさにインド人らしい風貌です。 裏:山、太陽、三日月。文字は「大総督ダマセーナ王の子、総督ヴィジャヤセーナの」 サータヴァーハナ朝の一族の地方王族と思われます。 1.7g 16mm |