⇒ ページトップ

明治・大正・昭和・平成・令和 値段史

  1. 食べ物(その1-白米、調味料)
  2. 食べ物(その2-畜産物・海産物とその加工品)
  3. 食べ物(その3-農産物とその加工品)
  4. 嗜好品
  5. 外 食 
  6. 給料・賃金(その1-職種共通)
  7. 給料・労賃(その2-職種別)
  8. 通 信 
  9. 交 通
 10. 反物・衣料品
 11. 燃料・照明用品
 12. 学用品・日用品
 13. 身の回り用品
 14. 新聞・書籍
 15. カメラ・計算機
 16. 戦後の家電
 17. サービス
 18. 電気・ガス・水道・電話料金
 19. 娯楽(その1)
 20. 娯楽(その2)
 21. 高額所得・土地・住宅
 22. 法律などで決まっている値段
 23. その他
 24. 物価指数
 25. 通貨流通高・財政・国民所得など
 26. 貴金属・外為レート
 付1. 人口など
 付2. 生活インフラの普及率
 【参考1】 終戦直後のインフレ
 【参考2】 日本統治時代の台湾と朝鮮
 【参考3】 世界主要国の消費者物価指数
 【参考4】 世界主要国の賃金
 【参考5】 マクドナルドのビッグマックの値段
 参考文献

・できるるだけ長期的な推移が見られるような出典を採用しています。
・小売物価などは年間(1-12月)平均値が多いですが、特定商品や公共料金などは年末の値です。
 GDP統計などは年度(4-翌3月)の数字です。 人口(10/1)、初任給(4月)のように、特定時期の値もあります。
 それぞれの注記のところをご参照ください。
ブラウン数字は、はしりのころの特徴的な数字、または近年のレガシーのおおよその数字です。
・数字を( )で囲ってあるのは、参考値、推定値、またはアバウトな数字です。
・原典の数字を丸めたり、1~2銭のように範囲で表示している場合があります。
 表示方法は、筆者の嗜好に依存します。
イタリック体は、暫定値です。
は、補足説明、または蛇足説明です。
・数字の頭に ゚印があるのは、小売価格ではなく、生産者の出荷価格です。
・数字の頭に *印があるのは、平成以降の外税価格です。
消費税率備考
1985昭和60年
1990平成2年3%平成元年4月制定
1995平成7年
2000平成12年5%平成9年4月改定
2005平成17年
2010平成22年
2015平成27年8%平成26年4月改定
2020令和2年10%令和元年10月改定
軽減税率は8%


・これまで5年ごとの数字でしたが、2021年から毎年の数字を出そうとしています。
・数字が出たものから順次埋めていきます。 数字が発表されるのは、およそ次の時期です。
    5月 日本不動産研究所・市街地価格指数(3月値)
    8月 Economist社・"The Big Mac index"(Jul.)
   10月 総務省・人口推計(10月概算値)
   12月 文科省・学校基本調査(進学率;4月値)
       各種公共料金(年末値)、特定商品の価格(年末値)、外為レート(年末値)、日経平均(年末値)
   翌1月 東京都・小売物価統計(年平均)、 東京都・消費者物価指数(年平均)、 東京都中央卸売市場・市場統計情報(年平均)
       日銀・企業物価指数(年平均)、 日銀・通貨流通高(年末値)
       田中貴金属・貴金属価格情報(年平均)、 不動産経済研究所・マンション市場動向(年平均)
       IMF・World Economic Outlook(世界の消費者物価指数;年平均)
   翌2月 総務省・家計調査(消費支出、エンゲル係数;年平均)、 総務省・労働力調査(農林業の割合;年平均)
   翌3月 厚労省・賃金構造基本統計調査(所定内給与;年平均)、 総務省・人口推計(10月確定値)
   翌7月 財務省・一般会計歳出決算(年度計)、 厚労省・簡易生命表(平均寿命;年平均)
   翌9月 国税庁・民間給与実態統計調査(年度計)
   翌12月 内閣府・GDP統計(年度計;5月に1次速報、6月に2次速報)
   不定  John C.McCallum・"Memory Prices 1957+"(コンピュータのメモリー;年平均)
☆令和4年、総務省(東京都)の小売物価統計でカメラ、パソコン、テレビなどが調査対象から除外された。
 POS情報を使えということらしいのだが、一般人には利用しづらい。

・推奨ブラウザは Mozilla Firefox です。
・最終更新:2023年9月。


1. 食べ物(その1-白米、調味料)
1人1日
の食料費
白米
(1升)     (10Kg)
砂糖
(1Kg)
食塩
(1Kg)
味噌
(1Kg)
醤油
(1リットル)
食用油
(1Kg)
1870明治3年【東京正米相場】
9.2銭
3厘6銭
1875明治8年2.6銭7.3銭【赤砂糖】
12銭
5銭4銭
1880明治13年4.4銭10.5銭 18銭5厘~1銭6銭7銭
1885明治18年3.5銭6.5銭12銭4銭5銭
1890明治23年4.6銭8.9銭12銭3銭5銭
1895明治28年5.5銭8.9銭【東京小売相場】
0.8円
14銭6銭9銭
1900明治33年8.5銭12銭1.1円 16銭8銭15銭
1905明治38年9.5銭13銭1.2円 25銭5~10銭10銭18銭
1910明治43年11銭13銭1.1円 27銭10銭16銭
1915大正4年12銭13銭1.1円34銭9銭17銭
1920大正9年35銭44銭3.7円 82銭28銭47銭
1925大正14年36銭42銭3.2円【白砂糖】
47銭
25銭50銭大15 1.8円
1930昭和5年26銭18銭(2.0円)38銭21銭35銭1.5円
1935昭和10年26銭30銭2.4円39銭21銭29銭1.6円
1940昭和15年38銭43銭3.3円47銭25銭38銭
1945昭和20年公定 50銭
ヤミ 60円
公定 1円
ヤミ 270円
公定 1.3円
ヤミ 9円
公定 35銭
ヤミ 8円
公定 44銭
ヤミ 28円

ヤミ 114円
1950昭和25年【2人以上勤労者世帯】
50円
【政府買入価格】
 60円
【混合品種】
 990円
【上白】
307円
22円43円 50円272円
1955昭和30年73円 98円1080円150円20円67円 81円244円
1960昭和35年93円 98円 987円145円21円79円 85円217円
1965昭和40年142円156円1360円130円20円116円110円206円
1970昭和45年224円204円1860円141円20円146円130円211円
1975昭和50年429円386円2990円293円20円250円224円393円
1980昭和55年566円438円4142円267円60円303円276円446円
1985昭和60年645円463円4788円261円75円336円284円543円
1990平成2年711円409円4933円238円77円340円302円483円
1995平成7年725円407円【混合/単一】
5217/5675円
224円110円363円326円554円
2000平成12年699円379円3955/4934円211円112円333円307円329円
2005平成17年755円
【総世帯】
774円
370円4080/4750円188円112円313円270円313円
2010平成22年780円3478/4272円211円111円487円270円364円
2015平成27年854円【単一品種】
3946円
200円113円424円256円315円
2020令和2年915円4492円197円110円425円247円292円
2021令和3年914円4254円198円107円425円241円310円
2022令和4年942円4152円213円105円436円255円429円
1人1日の食料費 消費支出中の食料費を1人1日当たりに換算したもの。 戦前は資料(T6)、戦後は資料(Y1-7;表12-1、表12-2)、(S3)などより計算。
☆ 1人当りの食料費は、統計の方法によっていろんな数字が出てくる。 例えば2020年は:
  ・790円 二人以上勤労者世帯。 普通のサラリーマン家庭で、乳幼児も多いからやや少なめ。
  ・915円 総世帯。 上の表に掲載の数字。
  ・966円 総世帯で、交際費中の食料費も含む。 忘年会の食事代も含むということのようだ。
  戦前の統計方法は不明。
白米1升 資料(N3)、政府統計(e-Stat)などによる。 戦前は東京正米相場、戦後は政府買入価格。 1石(150キロ)価格を1升(1.5キロ)に換算。
   政府買入価格は、通常小売価格より高い(逆ざや)。 なお、食糧管理法は昭和17年に制定され、平成6年に廃止された。
白米10Kg 東京での小売価格。 戦前は資料(S1)による中級米。 戦後は平成22年までは混合品種、資料(S2:項目1003)、平成7年以降はコシヒカリ以外の単一品種、資料(S2:項目1002)による。
砂糖 明治23年までは資料(T1)、その後の戦前は資料(S1)、戦後は資料(S2:項目1632)による。
☆ 戦前の砂糖は、白砂糖(和三盆など)、赤砂糖(初雪など)、黒砂糖(琉球黒糖など)などの種類があり、明治23年のそれぞれの値段は19銭、12銭、7銭だった(1キロあたり)。
食塩 戦前は資料(T1)、(T8)、戦後は資料(S2:項目1611)による。 1石=216キロ、1俵=100斤=60キロで換算。
   明治38年に専売制度が施行され、価格が高騰している。 専売制が廃止されたのは平成9年。
味噌 戦前は資料(T1)、(T8)、(S1)、戦後は資料(S2:項目1631)による。
醤油 戦前は資料(T1)、(T8)、戦後は資料(S2:項目1621)による。 1樽=9升=16.2リットルで換算。
食用油 戦前は資料(D1)、戦後は資料(S2:項目1601)による。 当初は大豆油、後菜種油。 1升=1620g、2㎗=180gで換算。
■昭和20年のヤミ価格は、昭和20年11月日銀調査、または10月警視庁調査の東京闇市での値段。

(A1)週刊朝日編、「値段史年表 明治大正昭和」、1988 および「戦後値段史年表」、1995
(D1)大門一樹、「物価の百年」、早川書房、1967
(M2)村上直・高橋正彦、「日本史資料総覧」、東京書籍、1986
(N3)日本銀行金融研究所、「貨幣年表」、昭和56
(S1)総務省統計局、「日本長期統計総覧」、日本統計協会、昭和63
(S2)総務省統計局、「東京都区部の小売物価統計調査」
(S3)総務省統計局、「家計調査年報」
(T1)東洋経済新報社、「明治大正国勢総覧」、昭和2
(T6)東洋経済新報社、「長期経済統計」、昭和63
(T8)「東京府統計書」、国会図書館デジタルコレクション、明治14~昭和15
(Y1-7)矢野恒太記念会、「日本の100年」改訂第7版、2020

2. 食べ物(その2-畜産物・海産物とその加工品)
牛肉
(100グラム)
豚肉
(100グラム)
牛乳
(1本)
たまご
(1個)
さんま
(1尾)
塩鮭
(100グラム)
かつおぶし
(1本)
1870明治3年2銭
1875明治8年1.2銭10銭
1880明治13年【180cc瓶配達】
3~4銭
1.6銭
1885明治18年0.8銭6銭
1890明治23年1.1銭8銭
1895明治28年【中の上】
 4銭
1.9銭(1~2銭)15銭
1900明治33年 7銭2.7銭20銭
1905明治38年10銭2.9銭(2~3銭)24銭
1910明治43年 9銭3.0銭25銭
1915大正4年14銭2.9銭23銭
1920大正9年36銭8~10銭6.7銭4銭67銭
1925大正14年43銭【中の上】
24銭
7.5銭4銭1円15銭
1930昭和5年38銭19銭4.3銭5銭81銭
1935昭和10年47銭15銭3.6銭6銭58銭
1940昭和15年40銭25銭7.7銭(5銭)10銭1円02銭
1945昭和20年公定 27銭
ヤミ 6.7円
公定 43銭
ヤミ 6.7円
公定 10銭
ヤミ 3円

ヤミ 40銭
公定 78銭
ヤミ 36円
1950昭和25年【国産ロース】
51円
【国産ロース】
41円
12円16円34円33円160円
1955昭和30年66円58円14円15円41円30円180円
1960昭和35年87円73円14円15円50円35円170円
1965昭和40年147円87円20円14円32円61円270円
1970昭和45年237円115円25円15円88円106円360円
1975昭和50年454円190円48円24円84円177円590円
1980昭和55年574円188円56円25円134円268円890円
1985昭和60年623円210円58円23円132円296円1080円
1990平成2年680円209円65円21円133円307円1200円
1995平成7年689円219円79円19円129円261円1200円
2000平成12年734円230円【1000㎖容器】
209円
20円169円254円【削リ節25g】
292円
2005平成17年844円239円207円23円113円183円225円
2010平成22年808円237円216円22円106円158円241円
2015平成27年857円【国産バラ肉】
223円
221円25円112円190円255円
2020令和2年924円239円216円22円165円224円264円
2021令和3年913円243円217円23円203円228円267円
2022令和4年877円251円218円24円216円257円257円
牛肉 戦前は資料(S1)、戦後は資料(S2:項目1201)による。
豚肉 戦前は資料(S1)、戦後は資料(S2:項目1211)による。
牛乳 戦前は資料(M2)、戦後は資料(S2:項目1301,1303)による。
たまご 戦前は資料(T1)または(S1)、戦後は資料(S2:項目1341)による。 たまご1個を65gで換算。
☆ 「たまごは物価の優等生」については、右のページも参照 ⇒ 「値段のグラフーたまご、バナナ、まつたけ」>
さんま 戦後は資料(S2:項目1108)による。 1尾を140gで換算。
☆ 戦前の物価統計に出る魚類は、鯛(たい)、鮪(まぐろ)、鰤(ぶり)、鯖(さば)が主で、鰶/秋刀魚(さんま)は登場しない。
   楠トシエの ”安くておいしいサンマ” の「サンマ・サンバ」が流行したのは昭和35年ころ。
塩鮭 戦前は資料(S1)、戦後は資料(S2:項目1141)による。
かつおぶし 戦前は資料(T1)、(T8)、戦後は資料(S2:項目1161)による。 1本を200gで換算。
   平成12年以降は、「かつお節(1パック・2.5g×10袋)」などの値段を25gに換算。
■昭和20年のヤミ価格は、昭和20年11月日銀調査、または10月警視庁調査の東京闇市での値段。

(M2)村上直・高橋正彦、「日本史資料総覧」、東京書籍、1986
(S1)総務省統計局、「日本長期統計総覧」、日本統計協会、昭和63
(S2)総務省統計局、「東京都区部の小売物価統計調査」
(T1)東洋経済新報社、「明治大正国勢総覧」、昭和2
(T8)「東京府統計書」、国会図書館デジタルコレクション、明治14~昭和15

3. 食べ物(その3-農産物とその加工品)
小麦粉
(1Kg)
じゃがいも
(1Kg)
食パン
(1斤)
たくあん
(1本)
豆腐
(1丁)
まつたけ
(100g)
しいたけ
(100g)
バナナ
(1本)
1870明治3年
1875明治8年
1880明治13年2~3銭5~6銭
1885明治18年
1890明治23年
1895明治28年7銭2銭2~3銭
1900明治33年9銭3銭
1905明治38年11銭3銭【生産者価格】
゚3銭
【生産者価格】
゚9銭
1910明治43年12銭10銭3銭明44 ゚2銭明44 ゚13銭
1915大正4年15銭12銭4銭゚2銭゚11銭
1920大正9年27銭6~10銭14銭11銭5~6銭゚8銭゚39銭
1925大正14年27銭16銭7銭大12 ゚30銭大12 ゚12銭7銭
1930昭和5年17銭17銭5銭゚14銭゚6銭6銭
1935昭和10年19銭16銭6銭゚15銭゚7銭5銭
1940昭和15年37銭15銭20銭10銭卸17銭、小売21銭卸13銭、小売16銭10銭
1945昭和20年公定 40銭
ヤミ 26円
公定 13銭
ヤミ 4円
公定 80銭
ヤミ 2円
1950昭和25年56円16円13円15円昭23 130円
1955昭和30年56円22円25円21円16円
1960昭和35年60円32円31円29円14円【生産者価格】
゚60円
73円
1965昭和40年79円47円38円56円23円゚160円53円
1970昭和45年77円95円46円76円28円゚230円39円
1975昭和50年134円136円95円192円54円゚840円【小売価格】
168円
38円
1980昭和55年175円198円126円260円63円゚2400円141円44円
1985昭和60年209円199円150円292円78円゚1500円182円57円
1990平成2年202円261円154円328円87円゚2400円216円49円
1995平成7年200円287円163円404円99円゚3300円211円41円
2000平成12年197円288円169円408円102円゚3700円201円46円
2005平成17年189円302円166円400円99円゚2400円178円47円
2010平成22年224円349円175円368円96円゚1600円173円45円
2015平成27年238円364円169円292円79円゚2600円176円48円
2020令和2年266円388円176円311円72円゚2200円156円52円
2021令和3年271円430円174円310円72円゚4000円160円50円
2022令和4年312円423円191円309円74円゚4800円170円53円
小麦粉 戦前は資料(S1)、戦後は資料(S2:項目1071)による。
じゃがいも 戦前は資料(S1)、戦後は資料(S2:項目1412)などによる。
食パン 戦前は資料(A1)、戦後は資料(S2:項目1021)による。 1斤は戦前は450gくらい、戦後は400gくらい。
たくあん 戦前は資料(S1)、戦後は資料(S2:項目1483)による。 1本を400gで換算。
豆腐 戦前は資料(A1)、(T8)、戦後は資料(S2:項目1471)などによる。 1丁を300gで換算。
まつたけ 国産まつたけの生産者出荷価格。
   戦前は『岐阜県産業統計書』、『三重県林業要覧』。『岡山県林業要覧』。『岩手県林業要覧』、『東京市産業統計年鑑』、『農林物価綜覧』(農林省)などによる。 個別的な値で、連続性はない。
   戦後は林野庁の資料、または東京都中央卸売市場の統計情報による。
生しいたけ 戦前は、まつたけと同じ資料による。 戦後は資料(S2:項目1438)による小売り価格。
   参考までに、2020年の小売価格の156円に対して、東京中央卸売市場の価格は94円だった。
☆ 大正中頃までは、「まつたけ」は「しいたけ」より安価だったことを示すために、この二つの値段の推移を調べてみた。 残念ながら小売物価は得られない。
バナナ 戦前は資料(S1)、戦後は資料(S2:項目1581)による。 バナナ1本を大きめの200gで計算。
■昭和20年のヤミ価格は、昭和20年11月日銀調査、または10月警視庁調査の東京闇市での値段。

(A1)週刊朝日編、「値段史年表 明治大正昭和」、1988 および「戦後値段史年表」、1995
(S1)総務省統計局、「日本長期統計総覧」、日本統計協会、昭和63
(S2)総務省統計局、「東京都区部の小売物価統計調査」
(T8)「東京府統計書」、国会図書館デジタルコレクション、明治14~昭和15

4. 嗜好品 
清酒
(1升)
ビール
(1本)
ウィスキー
(1本)
たばこ
(1箱)
あんぱん
(1個)
キャラメル
(1箱)
1870明治3年【清酒1升】
11銭
1875明治8年10銭【木村屋のあん
ぱん】5厘
1880明治13年20銭(内酒税2銭)【大瓶1本】
明10 開拓使 16銭
1885明治18年12銭( 4銭 )1銭
1890明治23年14銭( ↓ )18銭
1895明治28年20銭( ↓ )18銭
1900明治33年47銭(12銭)21銭【森永ミルクキャラメル】
5厘(バラ売り)
1905明治38年44銭(17銭)23銭40銭(60粒缶)
1910明治43年47銭( ↓ )23銭【ゴールデンバット10本入】
5銭
10銭(10粒缶)
1915大正4年48銭( ↓ )23銭2銭10銭(20粒箱)
1920大正9年1.1円(34銭)27銭6銭10銭(16粒箱)
1925大正14年1.3円( ↓ )50銭7銭2.5銭10銭(20粒箱)
1930昭和5年2.1円(40銭)38銭昭4 白札 4.5円
1935昭和10年2.1円( ↓ )33銭
1940昭和15年2.6円(70銭)45銭【サントリー角瓶】
8円
10銭5銭
1945昭和20年公定 3.5円
ヤミ 160円
公定 90銭
ヤミ 30円
18円公定 35銭
ヤミ 13円
生産中断
1950昭和25年700円130円988円【ゴールデンバット20本入】
30円
10円20円(16粒箱)
1955昭和30年【二級酒1升】
520円
125円10円( 8粒箱)
1960昭和35年510円125円
【ハイライト20本入】
70円
12円
1965昭和40年540円120円20円(12粒箱)
1970昭和45年630円140円1450円80円25円
1975昭和50年950円180円120円60円50円(10粒箱)
1980昭和55年1180円240円2000円150円80円60円(10粒箱)
1985昭和60年1380円310円2750円170円90円
1990平成2年1450円320円*2750円200円100円100円(12粒箱)
1995平成7年【佳撰1升】
1650円
320円
【缶ビール355㎖】
220円
2000平成12年1660円210円*1880円250円120円
2005平成17年【佳撰2000㎖】
1230円
200円270円
2010平成22年1100円200円*1414円410円*140円*114円(12粒箱)
2015平成27年980円190円420円*170円
2020令和2年970円195円*1590円490円190円
2021令和3年944円187円520円202円
2022令和4年963円190円222円*135円(12粒箱)
清酒 明治8年までは資料(T1)、その後の戦前は資料(T8)、戦後は資料(S2:項目2003)による。 「佳撰」は旧二級酒。
☆ 酒税は、明治11年に制定され、そのときは1石につき1円。 1910年代は日本の国税収入のトップで、国税全体の4分の1を占めていた。
   戦後の酒税はルールが複雑で改定が激しく、正確な推移がつかめられない。 令和3年の酒税は1Lあたり110円。
ビール 大瓶1本(通常633㎖)、平成7年以降は缶ビール1本(355㎖)の小売り価格。 戦前は資料(I2)、戦後は資料(S2:項目2021)による。 (きれいな値段に編集しています)
ウィスキー 「サントリー角瓶(700㎖)」の税抜希望小売価格。
たばこ 資料(K4)による。 なお令和元年、ゴールデンバットは製造停止された。
☆ 刻みたばこや昭和40年以降のゴールデンバットの値段の推移については、資料(K4)をご覧ください。
あんぱん 木村屋(木村屋總本店)のあんぱん(「酒種あんぱん桜」)。 資料(A1)などによる
キャラメル 「森永ミルクキャラメル」の希望小売価格。
■昭和20年のヤミ価格は、昭和20年11月日銀調査、または10月警視庁調査の東京闇市での値段。

(A1)週刊朝日編、「値段史年表 明治大正昭和」、1988 および「戦後値段史年表」、1995
(I2)岩波書店、「岩波日本史辞典」、1999
(K4)「公共料金の推移」
(S1)総務省統計局、「日本長期統計総覧」、日本統計協会、昭和63
(S2)総務省統計局、「東京都区部の小売物価統計調査」
(T1)東洋経済新報社、「明治大正国勢総覧」、昭和2
(T8)「東京府統計書」、国会図書館デジタルコレクション、明治14~昭和15

5. 外 食 
そば・うどんラーメンカレーライス牛丼ハンバーガー駅弁コーヒー
1870明治3年【そば】
5厘
明2 牛鍋 300文
1875明治8年7~8厘明10 米津凮月堂
ライスカレー 8銭
1880明治13年1~1.2銭
1885明治18年明18 宇都宮駅弁 5銭
1890明治23年7~10銭明21 上野可否茶館カヒ- 1.5銭
1895明治28年5~7銭明28 横浜荒井屋
牛鍋 4銭
12銭
1900明治33年1.5銭15銭2銭
1905明治38年2銭5~10銭
1910明治43年3銭明43 浅草来々軒
支那そば 6銭
3銭
1915大正4年3~4銭【普通弁当 上等弁当】
10銭 25銭
5銭
1920大正9年8~10銭10~15銭15銭 30銭
1925大正14年30銭 35銭10銭
1930昭和5年10銭30銭
1935昭和10年10~13銭15~20銭15銭
1940昭和15年15銭16銭20~30銭
1945昭和20年50銭
1950昭和25年15円22円80円30円 50円30円
1955昭和30年30円40円100円100円 200円50円
1960昭和35年35円
【うどん】
30円
45円110円【吉野家】
昭37 120円
【普通弁当 特殊弁当 峠の釜飯】
100円 200円 120円
60円
1965昭和40年50円60円120円150円 200円 150円70円
1970昭和45年80円100円150円200円【マクドナルド】
昭46 80円
200円 300円 250円100円
1975昭和50年200円210円280円300円150円400円 500円 300円200円
1980昭和55年280円310円400円350円180円500円 600円 600円250円
1985昭和60年330円380円500円370円210円500円 600円 700円280円
1990平成2年380円450円600円400円【峠の釜飯】
800円
350円
1995平成7年440円490円600円136円400円
2000平成12年480円540円660円68円900円420円
2005平成17年500円560円670円(一時休止)100円450円
2010平成22年600円590円740円380円410円
2015平成27年630円570円740円1000円420円
2020令和2年680円560円710円387円110円1100円510円
2021令和3年690円540円730円426円510円
2022令和4年710円540円750円448円150円520円
そば・うどん 東京の食堂での値段。昭和35年までは資料(A1),(I1)によるそばの値段、それ以降は資料(S2:項目2101)によるうどんの値段。 (きれいな値段に編集しています)
ラーメン 東京の食堂での値段。昭和35年までは資料(A1)、それ以降は資料(S2:項目2102)による。 (きれいな値段に編集しています)
カレーライス 東京の食堂での値段。昭和35年までは資料(A1)、それ以降は資料(S2:項目2133)による。 (きれいな値段に編集しています)
牛丼 吉野家の「牛丼並盛」の価格。
ハンバーガー マクドナルドの「ハンバーガー」の価格。
☆ 日本初のハンバーガーは、昭和25年の「佐世保バーガー」。 残念ながら価格不明。
駅弁 戦後、昭和45年までは国鉄の指導価格、または上限価格。 小田きく子、『駅売弁当の変遷』、日本醸造協会雑誌、1980 による。
  「峠の釜飯」は、昭和33年に荻野屋が発売。 近年容器が簡素化されたが値段は据え置き。
コーヒー 東京の喫茶店での値段。昭和30年までは資料(A1)、それ以降は資料(S2:項目2162)による。 (きれいな値段に編集しています)

(A1)週刊朝日編、「値段史年表 明治大正昭和」、1988 および「戦後値段史年表」、1995
(I1)岩崎爾郎、「物価の世相100年」、読売新聞社、1982
(S2)総務省統計局、「東京都区部の小売物価統計調査」

6. 給料・賃金(その1-職種共通) 
俸給令による官吏の給与
(奏任官)   (判任官)
給与所得者
年収
勤労者世帯
月収
国家公務員
初任給
大卒
初任給
中卒
初任給
1870明治3年【年俸】
米85~270石
【年俸】
米20~67石
1875明治8年【月給】
100~250円
【月給】
12~70円
【官吏(含雇)】
160円
1880明治13年12~75円176円【大卒銀行員】
8円
1885明治18年【年俸】
400~3000円
178円10円
1890明治23年232円【高等文官】
50円
18円
1895明治28年800~3000円12~60円244円20円
1900明治33年274円23円
1905明治38年291円30円
1910明治43年750~3000円20~95円346円55円30円
1915大正4年333円35円
1920大正9年900~4500円40~160円583円大10 115円75円40円
1925大正14年741円大15 114円50円【中卒男子】
昭2 30~35円
1930昭和5年738円昭6 86円73円
1935昭和10年900~4050円40~145円712円91円73円昭12 35円
1940昭和15年昭13 748円125円75~80円昭15 42円
戦後年勤労者の月収
(男)    (女)
(同上)(同上)(同上)高卒
初任給
1950昭和25年【月給】
1.1万円
【月給】
5200円
【民間給与】
12.0万円
1.3万円【六級職】
4,223円
【高卒男子】
(3500円)
1955昭和30年1.9万円9500円20.8万円2.9万円8,700円【大卒男子】
1.1万円
6600円
1960昭和35年2.2万円9900円30.0万円4.1万円【上級】
12,000円
1.3万円8200円
1965昭和40年【所定内給与】
3.2万円
【所定内給与】
1.8万円
50.7万円6.5万円【上級甲】
21,600円
2.3万円1.6万円
1970昭和45年6.0万円3.3万円94.0万円11.3万円36,100円3.7万円2.8万円
1975昭和50年14.0万円8.6万円203万円23.6万円80,500円8.4万円7.0万円
1980昭和55年19.9万円11.7万円295万円35.0万円101,600円11.5万円9.3万円
1985昭和60年24.5万円14.6万円352万円44.5万円118,800円14.0万円11.2万円
1990平成2年29.1万円17.5万円425万円52.2万円【I種】
157,300円
17.0万円13.3万円
1995平成7年33.0万円20.6万円457万円57.1万円180,500円19.4万円15.3万円
2000平成12年33.7万円22.1万円461万円56.3万円184,200円19.7万円15.7万円
2005平成17年33.8万円22.3万円437万円52.5万円179,200円19.7万円15.6万円
2010平成22年32.8万円22.8万円412万円52.1万円20.0万円16.1万円
2015平成27年33.5万円24.2万円420万円52.6万円【総合職大卒】
181,200円
20.5万円16.3万円
2020令和2年【含通勤家族手当】
33.88万円
【含通勤家族手当】
25.18万円
433万円61.0万円186,700円22.72万円17.95万円
2021令和3年33.72万円25.36万円443万円60.5万円22.67万円18.16万円
2022令和4年34.20万円25.89万円458万円61.8万円189,700円22.97万円18.34万円
官吏の給与 戦前の官吏は、「勅任官」(大臣、次官クラス)、「奏任官」(局長、部長クラス)、「判任官」(課長以下のクラス)の3階層に分かれていた。
   ここに示したのは政府の定めた俸給令の最大と最小。 「明治初年の職官表」などによる。
給与所得者年収
  戦前は文官(勅任官・奏任官・判任官・等外(雇))の平均年収、資料(S1)による。 総理大臣から新人の巡査までの公務員。 軍人は除く。
    ただし、1年間通して働いていない人の収入も年収としているため、いわゆる年収よりは小さい値になっている。
  戦後は、民間企業の1年勤続の給与所得者の平均給与(ボーナスも含む、いわゆるサラリーマンの年収)、資料(K3)による。 過去最大は、平成9年の467.3万円。
    なお、令和2年は、男532.2万円、女292.6万円、平均433.1万円
勤労者世帯実収入 二人以上勤労者世帯の平均月収。 配偶者などの家族の収入も含む。 資料(Y1-7;表12-1),(S3)による。
国家公務員初任給 いわゆるキャリア(大卒)の初任給。 (K4)による。
☆ 国家公務員の初任給は、一見次の民間大卒初任給より低くみえるが、この基本給に対して最大20%の地域手当が加算される。
   キャリアの最初の任地は東京霞が関だから20%であり、それを加算すると民間平均と同じになる。
大卒初任給 戦前は大卒銀行員の初任給、資料(A1)による。 戦後は大卒男子の平均初任給、昭和は(T4)、平成は(K2)による。 令和2年からは通勤手当を含む。
高卒初任給 高卒男子の平均初任給。 昭和は資料(T4)、平成は資料(K2)による。 令和2年からは通勤手当を含む。
☆ 昭和15年10月、「会社経理統制令」で定められた資本金20万円以上の会社の初任給は次のとおり:
   大学卒85円/75円(左は技術系、右は事務系、以下同様)、専門学校卒70円/60円、商業学校卒45円/42円、
   中学校卒42円、高等女学校卒33円、高等小学校卒24円、尋常小学校卒21円。
勤労者の月収
   昭和35年までは資料(S5)による「毎月平均現金給与額」。 全国の民間企業の平均値。
   昭和40年以降は、資料(K2)による「所定内給与」。 「所定内給与」とは、「きまって支給する現金給与」から超過勤務手当・通勤手当・家族手当などを除外したもの。 
   これまでの最大は、男は平成13年の34.1万円、女は令和2年。
   令和2年から、通勤手当・家族手当も含めるように改定された。(ちなみに、令和元年のこの値は、男1.9万円、女1.2万円)。

(K2)厚生労働省、「賃金構造基本統計調査」
(K3)国税庁、「民間給与実態統計調査」
(K4)「公共料金の推移」
(S1)総務省統計局、「日本長期統計総覧」、日本統計協会、昭和63
(S3)総務省統計局、「家計調査年報」
(S5)総務庁/総理府統計局、「日本統計年鑑」、毎日新聞社、昭和24~
(T4)東洋経済新報社、「昭和国勢総覧」、1991
(Y1-7)矢野恒太記念会、「日本の100年」改訂第7版、2020

7. 給料・労賃(その2-職種別) 
巡査大工
(東京)
日雇い労働者
(東京)
職工看護婦機織女工下男下女
1870明治3年【四等巡査月給】
明4 6円
【日給】
50銭
1875明治8年42銭【日給】
21銭
明7 諏訪の生糸工女
日給 5~7銭
1880明治13年34銭17銭【月給】
(5円)
1885明治18年【巡査初任給】
47銭27銭【月給】
明20 8.8円
【日給】
7.5銭
【賄付月給】
1.38円
【賄付月給】
75銭
1890明治23年50銭28銭明25 9.3円
1895明治28年8円54銭45銭明30 10.1円12銭1.64円90銭
1900明治33年9円84銭45銭明35 12.7円20銭2.70円1.56円
1905明治38年85銭44銭明40 17.0円(15円)13銭3.22円1.79円
1910明治43年12円1.1円58銭明43 18.1円27銭4.56円2.96円
1915大正4年15円1.1円63銭大3 16.3円(20円)30銭4.97円3.13円
1920大正9年45円2.9円1.6円大9 44.5円95銭20.8円15.6円
1925大正14年3.5円2.1円大15 56.3円(40円)大15 1.18円大15 16.4円大15 13.1円
1930昭和5年2.5円1.6円昭6 56.0円1.06円14.3円11.5円
1935昭和10年2.0円昭9 1.3円昭10 46.3円68銭
1940昭和15年3.0円昭14 2.0円(45円)昭14 85銭
戦後年昭21.4 420円(同上)(同上)機械工・溶接工
(男)
  看護師  
(女)
洋裁工・ミシン工(女)パートタイマー(女)東京都
最低賃金
1950昭和25年【巡査初任給】
4000円
320円昭24 ニコヨン 240円
260円
【月給】
1.0万円
【月給】
6600円
1955昭和30年7800円560円410円昭29 1.8万円1.1万円【時給】
(30円)
1960昭和35年1.0万円800円500円2.3万円1.6万円(50円)
1965昭和40年2.0万円2000円1000円3.2万円3.1万円(100円)
1970昭和45年3.5万円3500円1800円6.0万円5.3万円150円
1975昭和50年8.2万円7900円4400円12.5万円13.1万円昭51 400円【時給】
224¼円
1980昭和55年10.3万円1.23万円6500円21.3万円19.8万円490円405円
1985昭和60年12.2万円1.33万円8000円26.5万円23.2万円600円477円
1990平成2年平5 168,700円1.74万円1.0万円【小企業・月給】
29.3万円
【小企業・月給】
20.0万円
【小企業・月給】
11.8万円
710円548円
1995平成7年平10 180,200円1.93万円1.1万円30.6万円23.8万円12.6万円850円650円
2000平成12年平15 176,300円1.89万円1.1万円31.2万円25.7万円13.2万円890円703円
2005平成17年平20 176,800円1.87万円1.1万円30.7万円24.1万円12.9万円940円714円
2010平成22年平25 176,800円1.81万円1.1万円29.8万円27.5万円12.2万円980円821円
2015平成27年平30 177,300円1.94万円平24 日雇派遣禁止29.5万円28.2万円14.8万円1030円907円
2020令和2年178,300円2.08万円29.37万円30.46万円16.54万円【含高額パート】
1321円
1013円
2021令和3年2.07万円31.30万円28.14万円18.52万円1290円1041円
2022令和4年2.11万円38.82万円28.10万円17.11万円1270円1072円
巡査 昭和までは資料(A1)などによる。 平成以降は東京都高卒巡査の初任給(通常これに20%の地域手当が加算される)で、総務省「地方公務員給与実態調査」、警視庁「採用案内」による。
大工手間賃 東京での値段。 明治・大正期は資料(T1)による。 昭和5~35年は資料(I1)、それ以降は(S2:項目3172)による。
☆ 賃金の地域格差は想像以上である。 例えば2020年4月の大工手間賃は、東京区部 21,217円、川崎市 29,630円、八戸市 15,000円。 最大と最小では2倍近い差がある。
日雇い労働者賃金 東京での値段。 明治・大正期は資料(T1)による平人足の賃金。 その後は資料(A1)などを元に編集。 なお、2012年、日雇い派遣は原則禁止された。
職工 造幣局職員のうち官吏を除いた男子職工の平均給与。 資料(Z1)による。 日給の場合は、25倍して月給換算した。
看護婦 断片的な資料による。
機織女工 紡績工の女子の給与。 資料(S1)による。 いわゆる「女工哀史」のころである。
下男、下女 資料(S1)による。 おそらく、住み込みで賄い付き。
機械工・溶接工(男)、看護師(女)、洋裁工・ミシン縫製工(女)
   昭和は資料(S1)による。 平成以降は 従業員規模5~9人の企業の「きまって支給する現金給与」で、資料(K2)による。
女性パートタイマー 資料(K2)による女性短時間労働者の全国平均時間給。 ( )内は他の資料による値。
   令和2年から、時給3000円以上の労働者も統計対象に含まれるようになったため、それまでより高騰しているようにみえる。
☆ 時給3000円を超えるパートタイマーとは、おそらくお医者さんとか弁護士さんが時給で働く賃金と推察する。
最低賃金 東京都の最低賃金。 資料(K4)による。
☆ 令和4年の最低賃金、東京都の1072円に対して、青森、沖縄など10県は853円。 全国加重平均は961円。

(A1)週刊朝日編、「値段史年表 明治大正昭和」、1988 および「戦後値段史年表」、1995
(I1)岩崎爾郎、「物価の世相100年」、読売新聞社、1982
(K2)厚生労働省、「賃金構造基本統計調査」
(K4)「公共料金の推移」
(S1)総務省統計局、「日本長期統計総覧」、日本統計協会、昭和63
(S2)総務省統計局、「東京都区部の小売物価統計調査」
(T1)東洋経済新報社、「明治大正国勢総覧」、昭和2
(Z1)造幣局、「造幣局百年史」、昭和49

8. 通 信 
はがき書状アメリカ宛
書状
小包
東京・大阪間
電話料金
  市内公衆電話    東京・大阪間
電報料金
(市外20字)
1870明治3年明4 東京・大阪間
1500文(15銭)
【船便】
明5 28銭
【東京横浜間】
銀2匁(3.3銭)
1875明治8年1銭【全国一律】
2銭
10銭【東京大阪間】
25銭
1880明治13年5銭
1885明治18年【内地相互間】
25銭
1890明治23年5銭(5分以内)
1895明治28年【1貫まで】
40銭
1900明治33年1銭5厘3銭10銭15銭(5分以内)【5分間】
1.6円
1905明治38年5銭(6分以内)
1910明治43年24銭
1915大正4年
1920大正9年36銭30銭
1925大正14年5銭(3分以内)35銭
1930昭和5年
1935昭和10年【4キロまで】
38銭
1940昭和15年2銭4銭20銭
1945昭和20年5銭10銭30銭1円10銭(無制限)【3分間】
2円
70銭
1950昭和25年2円8円【船便/航空便】
24/83円
55円1円(無制限)152円【市外電報】
50円
1955昭和30年通常 5円
年賀 4円
10円24/70円95円10円(無制限)220円80円
1960昭和35年30/75円
1965昭和40年40/80円160円315円
1970昭和45年7円15円50/90円200円10円(3分以内)
1975昭和50年10円20円50/80円660円10円(3分ごと)150円
1980昭和55年20円50円【航空便】
120円
890円450円300円
1985昭和60年40円60円150円810円400円
1990平成2年41円62円100円830円*280円
1995平成7年50円80円110円870円10円(1分ごと)*180円【漢字電報】
*480円
2000平成12年*90円
2005平成17年*80円
2010平成22年【100サイズ】
1200円
2015平成27年52円82円1280円10円(57.5秒ごと)
2020令和2年63円84円1440円10円(56秒ごと)
2021令和3年
2022令和4年
郵便料金 資料(K4)による。
電話料金 資料(K4)による。
電報料金 資料(K4)による。

(K4)「公共料金の推移」

9. 交 通 
初乗り運賃東京 ⇒ 大阪東京 ⇒ ロンドン または パリ
鉄道路面電車バス鉄 道空 路スエズ運河経由シベリア鉄道
経由
1865慶応元年【英仏独の客船】
慶応元 559両
1870明治3年【新橋品川間】
明5 金1朱(6.25銭)
明2 スエズ運河開通
1875明治8年5銭【乗合馬車】
3銭
1880明治13年
1885明治18年【馬車鉄道】
2銭
1890明治23年4銭明22 東海道線開通
3.56円(下等)
このころ
英P&O社 215円
仏MM社  250円
独NDL社 265円
1895明治28年【日本郵船  
  欧州航路】
明29 300円
1900明治33年6銭3銭3.83円(三等)
1905明治38年【電気鉄道】
3銭
4.01円( ↓ )330円明36 シベリア鉄道
ハルピン経由開通
1910明治43年【東京市電】
4銭
3.70円(三等普通)
8.20円(二等急行)
400円333円
1915大正4年4.20円(三等急行)大5 シベリア鉄道
全線開通
1920大正9年【最低料金】
5銭
7銭【乗合自動車】
10銭
7.13円(  ↓  )
1925大正14年【東京市バス】
7銭
8.13円(三等特急)【民間航空会社】
大13 35円
1930昭和5年8.06円(  ↓  )昭4 30円720円440円
1935昭和10年10銭1170円840円
1940昭和15年8.55円(  ↓  )25円
1945昭和20年10銭【都電】
20銭
【都バス】
20銭
19円(三等二種急行)空 路
1950昭和25年5円8円10円1,020円(三等特急)【日本航空プロペラ機】
昭26 6,000円
1955昭和30年10円10円15円1,470円(  ↓  )6,300円【日本航空プロペラ機】
昭30 23.1万円 (南回り)
1960昭和35年13円1,830円(2等特急)【日本航空ジェット機】
昭37 6,800円
【日本航空ジェット機】
昭36 24.4万円 (北回り)
1965昭和40年15円20円【東海道新幹線】
2,880円(2等ひかり)
昭39 24.4万円
1970昭和45年30円20円30円4,130円(ひかり)昭46 24.5万円
(ベリア上空経由が始まる)
1975昭和50年【山手線1区間】
30円
50円70円5,510円( ↓ )10,400円昭52 30.9万円
1980昭和55年100円90円110円9,900円( ↓ )14,100円
1985昭和60年120円140円160円12,600円( ↓ )15,600円昭59 40.5万円
1990平成2年130円14,430円(のぞみ)14,600円
1995平成7年160円200円

■これ以降、「悟空」などの特別割引が主流となる。普通運賃25~40万円に対して、割引運賃はその4~8割引。

2000平成12年14,720円( ↓ )18,500円
2005平成17年14,050円( ↓ )18,800円
2010平成22年

■これ以降、特便割引が主流になる。割引運賃は1.3~1.5万円くらい。

2015平成27年133円165円206円14,450円( ↓ )
2020令和2年136円168円210円14,720円( ↓ )
2021令和3年
2022令和4年普通運賃 31,060円
先得割引 1.1~1.3万円
普通運賃 20.0万円(東回り)
初乗り運賃 資料(K4)による。 直近はIC料金。
東京・大阪間料金 最下等の中で最高速の列車の運賃と急行などの料金の合計。 資料(K4)による。
☆ 東京・大阪間の所要時間の推移については、「東京・大阪間の料金と所要時間の推移」も参照してください。
戦前のヨーロッパ便は、『汽車汽船旅行案内』、『時刻表』などによる。
  一等/二等/(特三等)/三等の区別があったが、上の表に示したのはやや中流旅客用の二等料金。
  ちなみに、明治42年の日本郵船の横浜→ロンドンの料金は、それぞれ600円/400円/250円/168円。
  一般に、船便の料金には食事代は含まれ、鉄道便の料金には含まれない。
  なお、スエズ運河が開通したのは明治2年。 開通前は、スエズ地峡を車で横断していた。
戦後のロンドンへの航空運賃はエコノミーの普通料金を示したが、統一的な料金の変遷が示されている資料がなく、条件が統一されていない可能性がある。
☆ 東京・ヨーロッパ間の経路と所要時間の推移については、「ヨーロッパまでの料金と所要時間の推移」も参照してください。

(K4)「公共料金の推移」

10. 反物・衣料品 

(1反)
木綿
(1反)
Yシャツ
(1着)
ネクタイ
(1本)
シャツ
(1着)
靴下
(1足)
タオル
(1枚)
1870明治3年
1875明治8年
1880明治13年
1885明治18年【花色絹】
1.7円
【晒木綿】
37銭
1890明治23年2.5円21銭
1895明治28年4.0円30銭
1900明治33年3.9円40銭
1905明治38年4.3円37銭
1910明治43年3.9円38銭
1915大正4年4.2円30銭
1920大正9年73銭【注文Yシャツ】
大10 1円70銭
1925大正14年【秩父銘仙】
9.8円
80銭大12 2円【毛、スフ】
95銭
24銭
1930昭和5年5.4円53銭昭8 3円【綿】
90銭
64銭20銭
1935昭和10年4.0円65銭昭10 5円90銭50銭25銭
1940昭和15年10.5円
(30円超は奢侈品)
昭14 1円65銭昭12 7円
(10円超は奢侈品)
(4円超は奢侈品)【スフ】
2.1円
(15円超は奢侈品)
1円25銭
(2.5円超は奢侈品)
20銭
1945昭和20年公定 23円
ヤミ 250円
公定 2.5円
ヤミ 120円
公定 50銭
ヤミ 20円
公定 30銭
ヤミ 15円
1950昭和25年【絹着尺地】
1900円
【晒木綿】
500円
【既製・綿】
810円
320円【長袖・綿】
440円
【純毛】
210円
40円
1955昭和30年2500円250円580円440円270円【ナイロン】
220円
60円
1960昭和35年4800円210円590円570円270円150円60円
1965昭和40年9000円300円【ポリエステル】
1200円
930円480円240円50円
1970昭和45年1.3万円390円1500円1300円670円290円100円
1975昭和50年2.9万円690円2500円2800円1000円430円220円
1980昭和55年4.3万円1000円3000円3400円900円560円320円
1985昭和60年4.7万円1090円3800円4200円920円【化繊】
630円
400円
1990平成2年5.9万円1160円4100円4900円920円760円400円
1995平成7年10.6万円1140円4200円5300円1000円870円410円
2000平成12年11.3万円1180円5200円5200円【半袖・綿】
750円
850円410円
2005平成17年4800円5200円800円【綿化繊混合】
800円
500円
2010平成22年3300円3600円500円710円390円
2015平成27年2700円3300円510円580円390円
2020令和2年5万円1000~2000円2800円3500円530円520円450円
2021令和3年2900円3400円530円540円470円
2022令和4年3000円3300円540円540円470円
絹  戦前の花色絹は資料(T8,T9)、秩父銘仙は資料(S1)、戦後は資料(S2:項目5401)による。
木綿 戦前は資料(T8,T9)、戦後は資料(S2:項目5421)による。
Yシャツ 戦前は注文Yシャツで、資料(A1)による。 戦後は既製品で、資料(S2:項目5201および5202)による。
ネクタイ 正絹、または絹の中級品。資料(S2:項目5511)による。
シャツ 男物メリヤスのシャツ。 長袖または半袖、戦前はおそらく長袖。 戦前は資料(T10)、戦後は(S2:項目5301,5303)による。
☆ かつては、布地を買ってきて衣服に仕立てることが多かったため、既製服に関する統計が少ない。 戦前の資料に「莫大小襯衣」を見つけた。 「メリヤスシャツ」と読む。
靴下 男子春夏用靴下1足の値段。 戦前は資料(S1)、戦後は資料(S2:項目5521)による。
タオル 戦前は資料(S1)、戦後は資料(S2:項目4361)による。
■昭和15年の (xx円超は奢侈品) は、昭和15年7月7日に発令された「奢侈品等製造販売制限規則(7・7禁令)」による物価の上限値。
■昭和20年のヤミ価格は、昭和20年11月日銀調査、または10月警視庁調査の東京闇市での値段。

(A1)週刊朝日編、「値段史年表 明治大正昭和」、1988 および「戦後値段史年表」、1995
(S1)総務省統計局、「日本長期統計総覧」、日本統計協会、昭和63
(S2)総務省統計局、「東京都区部の小売物価統計調査」
(T8)「東京府統計書」、国会図書館デジタルコレクション、明治14~昭和15
(T9)「東京市統計年表」、国会図書館デジタルコレクション、明治30~昭和14
(T10)東京都商工経済会、「東京物価及賃金統計」、国会図書館デジタルコレクション、昭和15

11. 燃料・照明用品 
マッチ
(1包10箱)
木炭
(1俵)

(1把)
ローソク
(40本入1箱)
灯油
(1缶)
電球
(1個)
乾電池
1870明治3年
1875明治8年明9 3銭
1880明治13年32銭 8銭
1885明治18年18銭15銭
1890明治23年19銭18銭【炭素電球16燭光】
明24 80銭
1895明治28年2~3銭29銭23銭1.1円60銭
1900明治33年48銭38銭1.6円30銭
1905明治38年39銭36銭1.7円
1910明治43年57銭45銭2.1円
1915大正4年4銭53銭42銭大5 80銭2.3円【タングステン電球】
60銭
1920大正9年10銭1.6円1.3円5.3円
1925大正14年7銭2.0円1.6円45銭
1930昭和5年1.5円1.2円昭2 80銭3.5円33銭【単一1個】
13銭
1935昭和10年1.4円1.2円4.1円30銭15銭
1940昭和15年14銭2.0円1.7円1.5円4.9円35銭
1945昭和20年公定 40銭
ヤミ 70円
公定 2.2円
ヤミ 90円
公定 1.6円
ヤミ 40円
公定 1.2円
ヤミ 20円
1950昭和25年20円220円170円170円【60W電球】
60円
17円
1955昭和30年400円260円昭29 120円65円35円
1960昭和35年30円500円280円120円550円40円
1965昭和40年40円700円420円70円410円60円
1970昭和45年45円1100円120円370円70円
1975昭和50年100円2600円昭49 280円680円120円
1980昭和55年120円3000円昭55 480円1540円140円80円
1985昭和60年3400円昭62 480円1490円160円
1990平成2年160円4200円平3 650円1000円
1995平成7年200円平7 650円1070円105円
2000平成12年1060円【単三4個】
440円
2005平成17年【12個パック】
*250円
1330円
【LEDランプ】
平21 (6000~8000円)
2010平成22年*270円1440円平22 (3000円)
平24 ゚1810円
450円
2015平成27年1590円゚1630円
2020令和2年*290円7000円3000円1000円1730円゚1120円460円
2021令和3年1860円゚1180円520円
2022令和4年2160円゚1270円520円
マッチ 並型マッチ1包(10箱)の値段。 資料は、日本燐寸工業会のデータ、(T1)、(T8)などによる。
   1箱あたりの本数は、戦前は90本、その後60本、45本と、品質の向上に逆比例して減少している。
   平成17年以降は、家庭用桃印並型12個パック(兼松日産農林⇒日東社)の希望小売価格。 (時期は多少間違っているかも知れない)
木炭(もくたん、すみ) 戦前は資料(T8)または資料(S1)、戦後は主に資料(A1)による。 1俵=4貫=15キロで換算。
薪(たきぎ、まき) 資料(T8)または資料(S1))による。 1把=4束=10貫=37.5キロで換算。
ローソク 1箱40本入りローソク(1本は、長さ15.5mm、直径1.1cm、重さ15g)。 資料(A1)による。
灯油 明治大正期は資料(S1)による。 戦前昭和期は資料(T10)による。 戦後は資料(S2:項目3701)による。 1箱=2缶=36リットルで換算。
電球 主に(A1)による。 戦前のタングステン電球は20~60Wと思われる。
   平成24年以降は、経済産業省・生産動態統計年報・機械統計の「電球用LEDランプの平均出荷金額」。 平成23年以前は統計がない。
乾電池 単一乾電池1個、または単三1パック(4個)の値段。 (高級品でなく)普通品。 戦後は資料(S2:項目9195)による。
■昭和20年のヤミ価格は、昭和20年11月日銀調査、または10月警視庁調査の東京闇市での値段。

(A1)週刊朝日編、「値段史年表 明治大正昭和」、1988 および「戦後値段史年表」、1995
(S1)総務省統計局、「日本長期統計総覧」、日本統計協会、昭和63
(S2)総務省統計局、「東京都区部の小売物価統計調査」
(T1)東洋経済新報社、「明治大正国勢総覧」、昭和2
(T8)「東京府統計書」、国会図書館デジタルコレクション、明治14~昭和15
(T10)東京都商工経済会、「東京物価及賃金統計」、国会図書館デジタルコレクション、昭和15

12 学用品・日用品 
ノート
(1冊)
鉛筆
(1本)
半紙
(1帖20枚)
傷薬
(1個)
化粧石鹸
(1個)
茶わん
(1個)
ちり紙
1870明治3年
1875明治8年【ちり紙100枚】
3銭
1880明治13年
1885明治18年
「文具のとびら」より
【手漉き半紙】
1.8銭
1890明治23年【三菱局用鉛筆】
1厘
1.6銭12銭
1895明治28年2.1銭6~10銭
1900明治33年3.0銭
1905明治38年2.5銭
1910明治43年2厘2.8銭8~9銭
1915大正4年2.9銭
1920大正9年5銭5厘7.6銭【メンソレータム】
25銭
15銭
1925大正14年【パルプ半紙】
9銭
昭3 10銭
1930昭和5年1銭7銭14銭6銭8銭
1935昭和10年【600番】
3~5銭
7銭9銭6銭7銭
1940昭和15年【9600番】
10~15銭
14銭17銭11銭
1945昭和20年公定 35銭
ヤミ 3円
20銭(生産中止)公定 10銭
ヤミ 22円
1950昭和25年24円【9800番】
10円
12円9円29円19円10円
1955昭和30年21円14円50円30円24円12円
1960昭和35年20円14円29円27円14円
1965昭和40年30円15円   ↓ (8g)30円58円16円
1970昭和45年40円15円25円100円30円93円20円
1975昭和50年77円20円32円160円78円210円23円
1980昭和55年96円30円47円220円80円260円30円
1985昭和60年102円47円320円93円360円【ティッシュ1箱】
144円
1990平成2年114円*40円50円*380円96円440円111円
1995平成7年126円50円100円540円93円
2000平成12年129円91円600円75円
2005平成17年130円87円740円69円
2010平成22年144円86円740円49円
2015平成27年141円76円640円50円
2020令和2年162円160円418円78円560円74円
2021令和3年162円【ハンドソープ1000㎖】
680円
550円73円
2022令和4年167円*50円670円540円74円
ノート 資料(S2:項目9121)による。 小学生用の6号(B5版)30枚程度のノートブック。
鉛筆 当初は「三菱局用鉛筆」、昭和10年から「600番」、昭和14年から「9600番」、昭和21年から「9800番」の定価。
半紙 書道用半紙。 戦前は資料(T8)、戦後は資料(A1)による。1締=10束=100帖、1帖=20枚で換算。
傷薬 近江兄弟社(昭和51年からはロート製薬)の「メンソレータム」小缶入。 主に(A1)による。 昭和40年のみ8g、他は12g。
化粧石鹸 化粧用石鹸1個の値段。 戦前は資料(A1)、(S1)などによる。 戦後は資料(S2:項目9621)による。
茶わん 10~12cm程度の飯茶わん。 戦前は資料(D1)による。 戦後は資料(S2:項目4301)による。
ちり紙 戦前は浅草紙など、資料(T8)、(T10)などによる。 戦後は資料(S2:項目4411,4412)による。 ティッシュ1箱は、300~400枚(150~200組)。
■昭和20年のヤミ価格は、昭和20年11月日銀調査、または10月警視庁調査の東京闇市での値段。

(A1)週刊朝日編、「値段史年表 明治大正昭和」、1988 および「戦後値段史年表」、1995
(D1)大門一樹、「物価の百年」、早川書房、1967
(K4)「公共料金の推移」
(S1)総務省統計局、「日本長期統計総覧」、日本統計協会、昭和63
(S2)総務省統計局、「東京都区部の小売物価統計調査」
(T8)「東京府統計書」、国会図書館デジタルコレクション、明治14~昭和15
(T10)東京都商工経済会、「東京物価及賃金統計」、国会図書館デジタルコレクション、昭和15

13. 身の回り用品 
男子用腕時計万年筆男子用洋傘
(1本)
男子用革靴
(1足)
ハンドバッグ
1870明治3年
1875明治8年
1880明治13年
1885明治18年
1890明治23年
1895明治28年
1900明治33年明36 トモエヤのマッキンレー靴
2.8~5.8円
1905明治38年明39 輸入品6円以上
1910明治43年明42 腕巻時計13型 銀側 7.5円明44 紳士用洋傘
3.6~12円
1915大正4年大2 三越の輸入品 5~28円
1920大正9年大6 セイコーローレル12型 銀側 9.5円【パイロット】
3~5円
1925大正14年大13 セイコー9型 銀側 16.5円3.0円9.5円
1930昭和5年昭7 セイコー10型 クローム側 8.5円2.3円7.1円
1935昭和10年2.2円昭11 10円
1940昭和15年(50円超は奢侈品)(5円超は奢侈品)3.7円
(25円超は奢侈品)
19円
(35円超は奢侈品)
(30円超は奢侈品)
1945昭和20年公定 15円
ヤミ 150円
公定 23円
ヤミ 500円
1950昭和25年【手巻き】
昭25 セイコー10型中3針 2500円
280円730円2,600円
1955昭和30年350円520円2,600円
1960昭和35年昭35 セイコースポーツマンSS 3200円600円500円3,200円
1965昭和40年【自動巻き】
8,800円
1,600円3,400円3,100円
1970昭和45年9,000円1,000円1,800円3,900円4,600円
1975昭和50年9,400円3,000円2,100円5,900円8,500円
1980昭和55年【クオーツ】
27,000円
2,500円7,500円14,000円
1985昭和60年31,000円2,500円8,900円16,000円
1990平成2年31,000円*3,000円2,600円10,300円18,000円
1995平成7年34,000円2,700円12,000円20,000円
2000平成12年33,000円3,700円13,800円19,000円
2005平成17年27,000円3,700円129,00円19,000円
2010平成22年【ソーラ・電波】
32,000円
2,400円12,800円16,000円
2015平成27年31,000円1,400円10,300円16,000円
2020令和2年【チタン側】
51,000円
1,700円11,000円21,000円
2021令和3年51,000円1,800円10,700円21,000円
2022令和4年52,000円1,700円10,800円23,000円
腕時計 昭和以降はセイコーの比較的低価格品。 昭和40年以降は資料(S2:項目9751)による。
万年筆 戦前は資料(A1)等による。 戦後は、学生用の普及品(ヤングレックス、コクーンなど)で、資料(S2:項目9101)などによる。
洋傘 男子用。戦前は資料(S1)、戦後は資料(S2:項目9701)による。
革靴 男子用。戦前は資料(S1)、戦後は資料(S2:項目5601)による。
ハンドバッグ 20~30cm程度の牛革中級品。 輸入品を除く。 資料(S2:項目9721)による。
■昭和15年の (xx円超は奢侈品) は、昭和15年7月7日に発令された「奢侈品等製造販売制限規則(7・7禁令)」による物価の上限値。
■昭和20年のヤミ価格は、昭和20年11月日銀調査、または10月警視庁調査の東京闇市での値段。

(A1)週刊朝日編、「値段史年表 明治大正昭和」、1988 および「戦後値段史年表」、1995
(S1)総務省統計局、「日本長期統計総覧」、日本統計協会、昭和63
(S2)総務省統計局、「東京都区部の小売物価統計調査」

14 新聞・書籍 
朝日新聞
(朝刊1部)  (月額) 
 岩波文庫英和辞典「文藝春秋」百科事典
1870明治3年

1875明治8年
1880明治13年1銭20銭
1885明治18年1.5銭25銭【英和袖珍字彙】
50銭
1890明治23年30銭30銭
1895明治28年45銭
1900明治33年33銭90銭明34 丸善 "Encyclopaedia Britanica"
クロース版175円、総革版280円
1905明治38年37銭明41~大8 三省堂「日本百科大辞典」
全10巻 109円
1910明治43年明44 立川文庫 25銭
1915大正4年大3 新潮文庫 25銭
1920大正9年4銭90銭1.8円大12 10銭
1925大正14年5銭【コンサイス英和辞典】
2.0円
1930昭和5年【こころ】
★★40銭
2.5円40銭昭6~10 平凡社「大百科事典」
全26+2巻 104円
1935昭和10年1円
1940昭和15年6銭1.2円3.0円60銭
1945昭和20年10銭2.7円1.8円
1950昭和25年2.5円70円★★★90円昭26 380円90円
1955昭和30年8円330円★★★120円95円昭30~35 平凡社「世界大百科事典」
全32+1巻 6.4万円
1960昭和35年10円390円480円100円
1965昭和40年15円580円★★★150円650円
1970昭和45年20円760円880円150円昭47~50 TBSブリタニカ「ブリタニカ国際大百科事典」
本巻20冊+小項目事典6冊+他4冊 □万円
1975昭和50年50円1700円☆☆☆300円2000円350円
1980昭和55年70円2600円2200円480円
1985昭和60年300円2280円530円昭59~64 小学館「日本大百科全書」
全24+1巻 17万円
1990平成2年90円3190円310円2580円570円
1995平成7年110円3850円360円3000円平9 「マイクロソフト エンカルタ97」
15,800円?
2000平成12年130円3925円*400円*3000円
2005平成17年*460円【ジーニアス英和辞典】
*3200円
710円
2010平成22年150円*500円*3300円780円
2015平成27年4037円*600円*3500円880円
2020令和2年960円
2021令和3年160円4400円
2022令和4年*3600円1000円
朝日新聞 資料(K4)による。 明治21年までは大阪朝日新聞、昭和26年以降は「セット版」の料金。
岩波文庫 資料(K4)による。
英和辞典 資料(A1)、および資料(S2:項目9251)による。
  『英和袖珍字彙』 明治17年、三省堂などより発刊。 約3万語収録。
  『コンサイス英和辞典』 大正11年、三省堂より『袖珍コンサイス英和辞典』として発刊。後に『新~』、『最新~』などと名称変更。
  『ジーニアス英和辞典』 昭和62年、大修館より発刊。 最新版(第6版)は約10.6万語収録。
「文藝春秋」 大正12年、菊池寛が創刊。

(A1)週刊朝日編、「値段史年表 明治大正昭和」、1988 および「戦後値段史年表」、1995
(K4)「公共料金の推移」
(S2)総務省統計局、「東京都区部の小売物価統計調査」

15. カメラ、計算機 
カメラフィルム
(1本)
プリント料金
(1枚)
計算器コンピュータの
メモリー
電卓
1870明治3年
1875明治8年

「コニカの歩み」より

明36 チェリー手提暗函
2.3円
1880明治13年
1885明治18年
1890明治23年
1895明治28年
1900明治33年【タイガー計算器】


「電卓博物館」より
1905明治38年
1910明治43年
1915大正4年
1920大正9年
「キャノンカメラミュージアム」より
昭10 ハンザキャノン
275円
大12 240円 (?号)
1925大正14年545円 (18号)
1930昭和5年425円 (18号)
145円(10号)~650円(24号)
1935昭和10年【ブローニ版】
昭12 1円10銭
1940昭和15年昭15 マミヤシックスI
248円
(500円超は奢侈品)
昭15 1円15銭155円 (12号)
1945昭和20年
1950昭和25年【二眼レフ】
昭25 リコーフレックスIII
6800円
昭25 138円28,400円 (18号)
1955昭和30年昭30 リコーフレックス7
6300円
昭31 170円29,500円 (18号)
35,000円 (20号)
【Flip-Flop】
1957年 2万円/Bit
【デスク型計算機】
昭32 カシオ 14-A
48.5万円
1960昭和35年【35mm一眼レフ】
昭36 14,200円
【35mm黒白】
昭36 203円
【黒白】
19円
【Core】
 2000円/Byte
昭35 カシオ301
35.0万円
1965昭和40年16,000円170円21円
昭和45年まで販売
1000円/ ↓【ハンディ電卓】
昭44 シャープ QT-8D
99,800円
1970昭和45年26,000円190円22円パソコン 260円/ ↓昭47 カシオミニ
12,800円
1975昭和50年36,000円290円
【35mmカラー】
460円
23円
【カラー】
56円
昭51 マイコンキット
TK-80 8.8万円
【IC】
  70円/ ↓
昭50 カシオ パーソナルミニ
4,800円
1980昭和55年36,000円500円42円昭54 PC-8001 16.8万円
昭57 PC-9801 29.8万円
1300円/KB(3500円)
1985昭和60年32,000円
昭61 写ルンです1380円
530円34円昭62 Epson PC-286V-STD
35.7万円
  70円/ ↓(2000円)
1990平成2年34,000円470円31円  10円/ ↓(1500円)
1995平成7年28,000円460円32円平7 FMV-BIBLO 450NL
21.8万円
【SIMM】
3000円/MB
従来型 1000円以下
多機能機 5500円程度
2000平成12年29,000円300円50円27.3万円【DIMM】
 140円/ ↓
2005平成17年【小型カメラ】
23,000円
300円46円16.3万円  17円/ ↓
2010平成22年【デジタルカメラ】
21,000円
420円36円13.1万円1500円/GB100円ショップに登場
2015平成27年20,000円37円16.6万円 700円/ ↓
2020令和2年19,000円1500円42円15.8万円 315円/ ↓一般電卓 700~1000円
関数電卓 2000~4000円
実務電卓 6000~7000円
2021令和3年20,000円16.1万円 392円/ ↓
2022令和4年小売物価調査廃止小売物価調査廃止小売物価調査廃止
中級モデル 10~14万円
(メモリー8GB,SSD512GB)
 335円/ ↓一般電卓 700~1000円
関数電卓 1600~2500円
実務電卓 5000~7000円
グラフ電卓 2.0~2.7万円
カメラ 資料(S2:項目9041)による。 二眼レフは、リコーフレックスなどの大衆商品。
フィルム 資料(A1)および資料(S2:項目9161,9162)による。
   ブローニ版は8枚または12枚、35mm白黒は36枚、35mmカラー(平成7年までは感光度100、それ以降は400)は24枚撮り1本。
プリント 手札、サービスサイズなどの1枚あたりの料金。 資料(S2:項目9381,9382)による。
タイガー計算器 大正12年、大本鉄工所が「虎印計算器」を発売。 計算できる桁数によって10~24号の型式番号があった。 最初のは何号か不明。
パソコン 当初はデスクトップ、平成12年ころからラップトップが中心となる。 平成12年以降は、資料(S2:項目9077)による。
コンピュータのメモリー コンピュータの flip-flop, core, IC, SIMM, DIMM などのメモリーのアメリカにおける値段。 John C.McCallum の "Memory Prices 1957+" による。 
   原典の米ドル単位を円単位に変換し、かつ大幅に丸めた。 概略の値段とお考えください。
電卓 事務用・家庭用計算機。 「電卓」の呼称がJIS化されたのは昭和54年。
■昭和15年の (xx円超は奢侈品) は、昭和15年7月7日に発令された「奢侈品等製造販売制限規則(7・7禁令)」による物価の上限値。

(A1)週刊朝日編、「値段史年表 明治大正昭和」、1988 および「戦後値段史年表」、1995
(S2)総務省統計局、「東京都区部の小売物価統計調査」

16. 戦後の家電 
冷蔵庫洗濯機エアコンテレビ
絞り機つき/2槽式全自動白黒カラー
1930昭和5年昭5 芝浦製作所
SS-1200(125L) 720円
昭5 芝浦製作所
ソーラー(2.7Kg) 370円
1935昭和10年
1940昭和15年
1945昭和20年
1950昭和25年昭27 8.0万円 (90L)【絞り機つき】
昭28 2.9万円 (1.5Kg)
昭28 17.5万円 (14型)
1955昭和30年昭32 2.0万円昭34 6.6万円 (14型)
1960昭和35年昭36
5.2万円(95L)
2.2万円昭36
5.0万円(14型)
【ブラウン管】
昭35 42.0万円(17型)
1965昭和40年5.5万円(100L)1.8万円【クーラー】
昭41 10.8万円
5.0万円(16型)
1970昭和45年5.6万円(120L)【2槽式】
2.7万円(1.8Kg)
14.6万円4.1万円(14型)15.3万円(19型)
1975昭和50年【冷凍冷蔵庫】
9.7万円(150L)
3.0万円(1.8Kg)16.5万円3.2万円(12型)17.8万円(20型)
1980昭和55年14.2万円(230L)2.8万円(2.0Kg)昭56
4.9万円(2.5Kg)
17.7万円2.3万円(12型)12.1万円(18型)
1985昭和60年18.1万円(270L)2.5万円(2.0Kg)5.9万円(3.0Kg)17.7万円
【エアコン】
20.9万円
15.4万円(21型)
1990平成2年14.3万円(300L)3.9万円(3.6Kg)7.0万円(4.5Kg)20.6万円8.8万円(21型)
1995平成7年23.8万円(375L)3.9万円(4.0Kg)6.5万円(5.0Kg)15.7万円5.6万円(21型)
2000平成12年15.7万円(375L)3.4万円(4.0Kg)4.5万円(5.0Kg)10.0万円18.8万円(32型)
2005平成17年14.9万円(401L)洗濯乾燥機6.7万円(7.0Kg)7.9万円(中型)17.9万円(32型)
【液晶薄型】
32.0万円(32V型)
2010平成22年14.4万円(401L)13.0万円(9.0Kg)5.7万円(7.0Kg)14.7万円6.9万円(32V型)
2015平成27年15.6万円(401L)23.0万円(10.0Kg)8.0万円(7.0Kg)19.1万円5.6万円(32V型)
2020令和2年18.0万円(401L)25.5万円(11.0Kg)10.3万円(8.0Kg)21.6万円4.7万円(32V型)
2021令和3年20.5万円(450L)26.4万円(12.0Kg)9.7万円(8.0Kg)23.6万円4.6万円(32V型)
2022令和4年24.2万円(451L)31.9万円(12.0Kg)9.8万円(8.0Kg)7.9万円(小型)小売物価調査廃止
資料(S2)による。 冷蔵庫は項目4021、洗濯機は項目4041,4042,4043、エアコンは項目4061,4063、テレビは項目9011,9012,9013。 大きさなどの表示は簡略化した。

(S2)総務省統計局、「東京都区部の小売物価統計調査」
.

17. サービス 
旅館・ホテル
(1人1泊)
公衆浴場
(大人1人)
理髪
(大人男子)
クリーニング
(Yシャツ1枚)
人力車
(1里あたり)
タクシー
(初乗り料金)
靴磨き
(1足)
1870明治3年80文(8厘)【鉄輪(かなわ)
金2朱(12.5銭)
1875明治8年8厘10銭6銭明6 乗合馬車 1里50銭
1880明治13年1銭6銭
1885明治18年4銭明20 6銭7銭
1890明治23年1.5銭5銭8銭
1895明治28年4銭
1900明治33年2銭10銭12銭
1905明治38年【1泊2食つき】
0.8~1.2円
15銭明40 8銭
1910明治43年10銭15銭
【護謨輪(ごむわ)
21銭
【乗合自動車】
50銭(1.6キロ)
1915大正4年1.5~3.0円4銭20銭大2 10銭【護謨輪空気入リ】
30銭
【タクシー】
60銭(1.6キロ)
1920大正9年5~6銭30銭大10 12銭50銭
1925大正14年大15 7.2円60銭50銭(1.0キロ)
昭2 東京市内 1円
1930昭和5年4.5円50銭昭5 15銭80銭50銭(3.2キロ)
1935昭和10年5.4円40銭30銭(1.6キロ)
1940昭和15年5.8円8銭45銭昭14 20銭30銭(2.0キロ)
1945昭和20年14円20銭(30銭)
( )内は婦人洗髪料
3.5円【都内一円】
100円
昭21 1.5円
1950昭和25年950円10円(10円)60円27円【初乗り2キロ】
30円
昭24 15円
1955昭和30年1000~1500円15円(10円)150円34円80円20円
1960昭和35年1200~2000円17円(10円)160円33円昭36 50円
1965昭和40年2,200円28円(5円)350円50円100円70円
1970昭和45年2,800円38円560円63円130円100円
1975昭和50年4,700円100円1,400円134円280円200円
1980昭和55年7,800円195円2,200円178円380円300円
1985昭和60年9,200円260円2,600円188円470円
1990平成2年11,100円310円3,000円210円観光人力車
(2人乗り30分)
520円
1995平成7年12,200円350円3,400円233円8,000円650円
2000平成12年12,800円400円3,600円224円
2005平成17年【1泊朝食つき】
15,100円
400円3,700円221円
2010平成22年14,200円450円3,700円227円710円平24 1,000円
2015平成27年16,000円460円3,800円233円9,000円730円1,100円
2020令和2年14,200円
【1泊食事なし】
12,500円
470円4,000円245円【2キロ走行料金】
740円
1,300円
2021令和3年9,800円480円4,000円243円
2022令和4年10,900円500円4,000円249円10,000円900円1,500円
旅館・ホテル料金 東京での一般旅客用の平日1人1泊2食つき料金。
   昭和35年までは、『旅行案内』、『時刻表』などの広告、および(T11)による。
   昭和35~平成12年は、資料(S2:項目9301)による。 平成17年以降は、1泊朝食付きで、資料(S2:項目9385)による。
   令和2年以降は、東京商工リサーチ調査の全国シティホテル客室単価平均(4-6月)による。
☆ 明治23年、帝国ホテル開業。 1泊5~12円、朝食50銭、昼食75銭、夕食1円。
公衆浴場 東京での値段。 大人料金。 戦前は不確かな部分もある。資料(K4)による。
☆ 昭和43年、東京都内の公衆浴場軒数、戦後最大の2687軒(このとき、住宅の浴室の普及率は42%)。 令和になって500軒以下になった。
理髪 東京での値段。 男性大人用。 戦前は資料(A1)、戦後は資料(S2:項目9511)による。
クリーニング ワイシャツ1枚のクリーニング代。 戦前は資料(A1)、戦後は資料(S2:項目5711)による。
人力車賃銭 人力車1里の賃銭。 1人乗り、昼間の値段。 夜間や雨天は2~3割増し。
   当初は鉄輪(かなわ)、明治末~大正期に護謨輪(ゴム輪ソリッド⇒空気入り)に改良される。 資料(K4)による。
観光人力車 「えびす屋」・「時代屋」の、2人乗り30分コースの料金。
タクシー料金 東京区部での料金。 資料(K4)による。
靴磨き料金 東京都心部での値段。 資料(A1)による。 直近は「千葉スペシャル」の有楽町店での料金。

(A1)週刊朝日編、「値段史年表 明治大正昭和」、1988 および「戦後値段史年表」、1995
(K4)「公共料金の推移」
(S2)総務省統計局、「東京都区部の小売物価統計調査」
(T11)東洋経済新報社、「戦前戦後物価総覧」、1954

18. 電気・ガス・水道・電話料金 
電気料金ガス料金水道料金電話料金
1870明治3年
1875明治8年【ガス燈1本あたり月額
3.555円
1880明治13年【1000立方フィートごと】
3.25円
1885明治18年3.00円明20 横浜 1戸あたり月額1円
1890明治23年【電灯1灯あたり月額
2.50円(16燭光)
2.00円【基本料金年額
40円
【市内通話料金】
無料
1895明治28年35円
1900明治33年【1戸あたり年額
5円
66円
1905明治38年3.00円(16燭光)
1910明治43年2.20円(24燭光)
1915大正4年1.50円(24燭光)1.73円
1920大正9年65銭(24燭光)2.25円40円2銭(5分)
1925大正14年【1戸あたり月額
70銭
3銭(3分)
1930昭和5年93銭45円
1935昭和10年【10万kcalごと】
1.99円
1940昭和15年75銭(25燭光)
1945昭和20年【基本料金月額
20銭(電灯1灯ごと)
【従量1kWhごと】
20銭
■3600Kcal/㎥■
3.33円
1.5円60円10銭(無制限)
1950昭和25年【11kWhまで】
111円
【超過1kWhごと】
2.11円
【10㎥まで】
200円
【超過1㎥ごと】
12円
65円【基本料金月額
300円
2円(無制限)
1955昭和30年■30アンペア契約■
【基本料金】
540円
【従量1kWhごと】
9.5円
247円15円■20ミリ契約■
【10㎥まで】
85円
【超過1㎥ごと】
11円
700円7円(無制限)
1960昭和35年120円16円
1965昭和40年10円【7㎥まで】
267円
■5000Kcal/㎥■
23円
140円20円910円
1970昭和45年160円20円900円
1975昭和50年600円12円【3㎥まで】
559円
■11000Kcal/㎥■
90円
400円60円7円(3分)
1980昭和55年780円21円【基本料金】
690円
【従量1㎥ごと】
155円
550円80円1800円10円(3分)
1985昭和60年1070円120円【回線使用料】
1550円
1990平成2年*780円*18円127円*1027円*115円*1550円*10円(3分)
1995平成7年124円*1230円*130円*1750円
2000平成12年*16円122円*8.5円(3分)
2005平成17年*15円725円130円【10㎥使用時】
*1280円
*128円*1700円
2010平成22年819円16円145円
2015平成27年842円19円745円143円
2020令和2年858円20円759円145円
2021令和3年
2022令和4年
長期にわたる値段の推移が把握しやすいように、できるだけ同じ条件での料金を示した。
月額と年額が混在していますので、ご注意ください。
全て東京区部の一般家庭の料金で、比較的低料金・低使用量のモデルとした。
戦後の料金は、一部円未満を省略した。
電気料金  戦前の料金は一部不明確なところがある。「16燭光」はロウソク16本と同じ明るさの電球で、ほぼ20W。
   昭和30年以降は、30アンペア従量契約で、120kWh程度までの従量料金。
   燃料費調整制度などによる調整は含まれていない。
ガス料金  昭和35年までは3600Kcal/㎥、昭和40、45年は5000Kcal/㎥、昭和50年以降は11000Kcal/㎥。 20㎥程度までの料金表。
   原料費調整制度などによる調整は含まれていない。 
   なお、1000立方フィート=28.3㎥、 3600Kcal/㎥のとき、10万Kcal=27.8㎥
水道料金 昭和25年までは、5人までの1戸の放任給水(定額栓)の料金。 ただし、昭和20年のみは、建坪15坪以下の1戸の料金。
   昭和30年以降は、20ミリ契約で、10~20㎥程度の料金。
電話料金 東京住宅用の基本料金。 昭和55年までは、機器使用料・配線使用料を含む。 直近はアナログ・プッシュ回線の回線使用料。

(K4)「公共料金の推移」

19 娯楽(その1) 
映画館入場料
(封切館並席)
レコード
(1枚)
ラジオ自転車乗用車ガソリン
 (1リットル )
1870明治3年
1875明治8年
1880明治13年
1885明治18年
1890明治23年
「日本ラジオ博物館」より
【舶来自転車】
明22 200円

「わせとしょ探検隊」より

明39 大隈重信の車 7500円
1895明治28年明32 歌舞伎座の活動写真
20~30銭
1900明治33年10~20銭明36 コロムビアより輸入
1.75~5円
明32 200~250円
1905明治38年
1910明治43年【SP78回転】
1.2~1.8円
明42 120~200円
【国産実用車】
明42 50~150円
1915大正4年
1920大正9年30~50銭大8 45~60円大10 39銭
1925大正14年【真空管ラジオ】
120円
昭2 宮田工業 ギヤエム 75円昭元 18銭
1930昭和5年50銭~1円65円昭4 45~70円昭7 フォード 3000円
昭8 豊田自動織機 2900円
11銭
1935昭和10年50円昭10 ダットサン 1650円12銭
1940昭和15年2.14円115円90円昭16 ダットサン 2990円公定 22銭
1945昭和20年1円3.75円公定 77円
ヤミ 2000円
1950昭和25年80円170円16000円1.1~1.8万円【小型乗用車】
60万円
公定 23円
1955昭和30年130円【EP45回転】
300円
8500円昭29 1.6万円80万円37円
1960昭和35年200円8900円1.9万円70万円45円
1965昭和40年350円320円【トランジスター】
9500円
【国産軽快車】
2.0万円
昭41 日産サニー 41万円51円
1970昭和45年550円390円9200円2.4万円65万円55円
1975昭和50年1000円520円16000円
昭54 ウォークマン 3.3万円
3.7万円83万円112円
1980昭和55年1400円620円7800円3.6万円99万円155円
1985昭和60年1500円700円3.4万円117万円146円
1990平成2年1600円660円3.3万円130万円131円
1995平成7年1800円【CD】
2900円
3.4万円174万円114円
2000平成12年3000円2.9万円204万円105円
2005平成17年3060円2.2万円210万円125円
2010平成22年2900円3.0万円218万円
【普通乗用車】
275万円
132円
2015平成27年3000円3.3万円308万円135円
2020令和2年1900円3070円3.7万円306万円136円
2021令和3年3030円3.6万円330万円154円
2022令和4年3010円4.1万円353万円169円
映画館入場料  封切り映画館の並席入場料。 資料(A1)などをもとに編集。 直近はTOHOシネマズなどの通常一般席の料金。
レコード 資料(A1)、および資料(S2:項目9171,9172)をもとに編集。
ラジオ 資料(S2:項目9001)などをもとに編集。
自転車 実用車、軽快車(または、ミニサイクル、シティ車)の値段。 昭和30年までは資料(A1)、昭和35年以降は資料(S2:項目7201)をもとに編集。
乗用車 ダットサン、ブルーバードなどの普通乗用車の値段。 資料(A1)、および資料(S2:項目7103,7111,7112)をもとに編集。
ガソリン 自動車用ガソリン1リットルの値段。 昭和40年までは資料(A1)、それ以降は資料(S2:項目7301)による。
■昭和20年のヤミ価格は、昭和20年11月日銀調査、または10月警視庁調査の東京闇市での値段。

(A1)週刊朝日編、「値段史年表 明治大正昭和」、1988 および「戦後値段史年表」、1995
(S2)総務省統計局、「東京都区部の小売物価統計調査」

20. 娯楽(その2) 
パチンコ
貸玉料
ディズニーランド
1DAYパスポート
宝くじ  
1枚    1等賞金 
テレビゲーム
1945昭和20年昭23 1円10円【勝札】
10万円
1950昭和25年2円30円【政府宝くじ】
100万円
1955昭和30年昭34 30円100円【全国自治宝くじ】
400万円
1960昭和35年40円500万円
1965昭和40年50円700万円
1970昭和45年70円1000万円
1975昭和50年3円130円昭50 エポック社「テレビテニス」 19,500円
1980昭和55年4円昭58 3900円170円300円【ジャンボ宝くじ】
3000万円
昭58 任天堂「ファミリーコンピュータ」14,800円
1985昭和60年180円5000万円
1990平成2年4400円190円6000万円平2 任天堂「スーパーファミコン」 25,000円
平6 SCE「プレイステーション」 39,800円
1995平成7年4800円200円
2000平成12年5200円220円2億円
2005平成17年
平18 1円パチンコ登場
5500円240円平18 任天堂「Wii」 25,000円
2010平成22年5800円260円平25 5億円平26 SCE「プレイステーション4」44,980円
2015平成27年*4円6900円28 0円7億円平29 任天堂「Switch」 29,980円
2020令和2年8200円340円
2021令和3年9400円
2022令和4年
パチンコの貸玉料 資料(K4)による。
東京ディズニーランド  昭和58年4月開園。 令和3年より複数価格制となった。 表示したのはお正月など最も高いときの料金。
『少年サンデー』 小学館より、昭和34年3月発刊、30円。 同時に講談社より発刊された『少年マガジン』は40円。
宝くじ 資料(K4)による。
テレビゲーム ご参考まで

(K4)「公共料金の推移」

21. 高額所得者・土地・住宅 
長者番付1位の年間所得総理大臣の月給銀座の土地の値段
(坪あたり実勢価格)
新築マンション
(首都圏)
家賃
(東京)
1870明治3年【右大臣】
米100石 (三条実美)
明5 5円
1875明治8年【太政大臣】
800円 ( ↓ )
1880明治13年↓ ( ↓ )明15 20円
1885明治18年明20 69.7万円 岩崎久弥(三菱)【総理大臣】
800円 (伊藤博文)
明20 50円
1890明治23年↓ (山県有朋)
1895明治28年↓ (伊藤博文)明30 300円
1900明治33年↓ (山県有朋)【1戸あたり】
(5~8円)
1905明治38年↓ (桂 太郎)
1910明治43年1000円 ( ↓ )
子規の借家 6.5円
1915大正4年↓ (大隈重信)大2 500円(10~20円)
1920大正9年↓ (原  敬)大10 1000円(30~40円)
1925大正14年大15 431万円 岩崎久弥(三菱)↓ (加藤高明)
1930昭和5年↓ (浜口雄幸)昭6 6000円
1935昭和10年昭10 300万円 住友吉衛門(住友)800円 (岡田啓介)昭11 1.0万円
1940昭和15年↓ (近衛文麿)昭17 1.2万円(高騰)
1945昭和20年昭22 3500万円 加藤尚(織物販売業) ↓ (鈴木貫太郎)
1950昭和25年

 6530万円 高島末五郎(高島真珠)

 4万円 (吉田 茂)昭24 40万円【1坪あたり】
84円
1955昭和30年

 1.21億円 松下幸之助(松下電器)

11万円 (鳩山一郎)昭28 114万円昭31 2DK 156万円360円
1960昭和35年

 3.09億円 石橋正二郎(ブリジストン)

25万円 (池田勇人)昭36 360万円350円
1965昭和40年

 6.93億円 上原正吉(大正製薬)

40万円 (佐藤栄作)450万円730円
1970昭和45年

 15.4億円 大谷竹次郎(昭和電極)

67万円 ( ↓  )600万円昭48 1,171万円1,900円
1975昭和50年

 37.6億円 長谷川万治(材木商)

125万円 (三木武夫) 1,400万円1,530万円3,400円
1,980昭和55年

 34.0億円 大川堅一郎(千葉県の土地売却)

155万円 (鈴木善幸) 2,500万円2,477万円4,600円
1985昭和60年

 12.7億円 李基寿(東洋金属)

163万円 (中曽根康弘)5,000万円2,683万円5,400円
1990平成2年

 31.3億円 斎藤了英(大昭和製紙)

199万円 (海部俊樹) 平3 1.8億円6,123万円7,300円
1995平成7年

 15.9億円 吉原貞敏(東京鉄鋼)

223万円 (村山富市) 9,500万円4,148万円8,500円
2000平成12年

 41.6億円 大塚正士(大塚製薬)

230万円 (森 喜朗) 6,000万円4,034万円8,700円
2005平成17年平16 36.9億円 清原達郎(投資会社社員)222万円 (小泉純一郎)9,500万円4,108万円9,200円
2010平成22年206万円 (菅 直人) 1.2億円4,716万円9,000円
2015平成27年205万円 (安倍晋三) 1.6億円5,518万円8,600円
2020令和2年201万円 (菅 義偉) 2.1億円6,083万円8,800円
2021令和3年201万円 (岸田文雄)6,260万円8,800円
2022令和4年6,288万円8,800円
長者番付 平成17年以降は公表されていない。 それまでの最高は、平成10年浜田武雄(レイク)の69.7億円。
☆ 松下幸之助、この表では1回しか登場しないが、1位になったことは10回もあった。
総理大臣の月給  内閣制度発足前は左右大臣または太政大臣の年俸の12分の1。 戦後はボーナスや各種手当もあるがここには含まれていない。 大臣名はその年の代表例。
銀座の土地の値段 銀座4丁目交差点付近の坪あたり実勢価格。 株式会社小寺商店の「銀座不動産豆知識」による。 平成3年がバブルのピーク。
マンション 首都圏の新築マンションの年次平均値段。 不動産経済研究所の資料による。 令和以前は、平成2年が過去最高だった。
家賃 戦前は、東京山の手の、やや裕福な家庭向き4間程度の1戸建の家賃。 『仰臥漫録』、(D1)、(I1)、(I3)などの資料の個別の値で、統計的な数字ではない。
   戦後は、東京民営借家の1坪あたりの家賃、 資料(S2:項目3001)による。

(D1)大門一樹、「物価の百年」、早川書房、1967
(I1)岩崎爾郎、「物価の世相100年」、読売新聞社、1982
(I3)岩瀬彰、『「月給百100サラリーマン」の時代』、講談社現代新書、2006
(S2)総務省統計局、「東京都区部の小売物価統計調査」

22. 法律などで決まっている値段 
衆議院選挙の
供託金
東京大学の
年間授業料
郵便貯金の
限度額
通常貯金の
金利
過失致死罪の
罰金の上限
所得税の
最高税率
1870明治3年
1875明治8年500円3.00%
1880明治13年12円6.00%200円
1885明治18年無制限明20 3万円超 3%
1890明治23年25円4.20%
1895明治28年500円
1900明治33年4.80%10万円超 5.5%
1905明治38年35円1000円5.04%10万円超 20.35%
1910明治43年50円4.20%1000円
1915大正4年4.80%10万円超 22%
1920大正9年2000円400万円超 36%
1925大正14年2000円100円
1930昭和5年120円4.20%
1935昭和10年3.00%
1940昭和15年昭16 3000円2.76%80万円超 65%
1945昭和20年150円5000円2.64%昭和22
100万円超 85%
1950昭和25年3万円1200円3万円2.76%5万円30万円超 55%
1955昭和30年10万円6000円20万円3.96%500万円超 65%
1960昭和35年9000円5000万円超 70%
1965昭和40年15万円1.2万円100万円3.60%6000万円超 75%
1970昭和45年6500万円超 75%
1975昭和50年100万円3.6万円300万円3.84%20万円8000万円超 75%
1980昭和55年18万円4.08%
1985昭和60年200万円25万円2.88%8000万円超 70%
1990平成2年34万円700万円3.48%2000万円超 50%
1995平成7年【選挙区】300万円
【比例区】600万円
45万円0.25%50万円3000万円超 50%
2000平成12年48万円0.12%1800万円超 37%
2005平成17年54万円0.05%
2010平成22年0.03%1800万円超 40%
2015平成27年平28 1300万円平28 0.001%4000万円超 45%
2020令和2年2600万円
2021令和3年
2022令和4年
衆議院選挙の供託金 資料(K4)による。
東京大学の年間授業料 資料(K4)による。
郵便貯金の限度額 資料(K4)による。
過失致死罪の罰金の上限 資料(K4)による。 刑法210条 「過失により人を死亡させた者は、50万円以下の罰金に処する。」
所得税の最高税率 

(K4)「公共料金の推移」

23. その他 
オリンピックの
報奨金
大相撲の
懸賞金
芥川賞・直木賞の
副賞賞金
「和同開珎」の
相場
「見返り美人」の
相場
高尾山の
おみくじ料
1870明治3年
1875明治8年
1880明治13年
1885明治18年
1890明治23年
1895明治28年
1900明治33年
1905明治38年
1910明治43年(10~50銭)
1915大正4年(50銭~1円)
1920大正9年(1~5円)
1925大正14年
1930昭和5年
1935昭和10年500円10銭
1940昭和15年
1945昭和20年(一時中断)昭23 5円切手として発行
1950昭和25年(米・味噌などの賞品)5万円15円10円
1955昭和30年1.0万円10万円500円35円30円
1960昭和35年2,000円350円
1965昭和40年6,000円2,200円50円
1970昭和45年20万円5万円2,900円
1975昭和50年2.5万円30万円11,000円100円
1980昭和55年50万円6万円9,000円
1985昭和60年3.5万円14,000円
1990平成2年100万円12万円12,000円
1995平成7年【金】300万円
【銀】200万円
【銅】100万円
5.5万円16,000円
2000平成12年13万円18,000円
2005平成17年
2010平成22年18万円15,000円
2015平成27年6.2万円
2020令和2年【金】500万円
(他は変わらず)
7.0万円
2021令和3年
2022令和4年
オリンピックの報奨金 資料(K4)による。
大相撲の懸賞金 資料(K4)による。
芥川賞・直木賞の賞金 資料(K4)による。 正賞は通常懐中時計。
「和同開珎」の相場 古銭としての相場。 各種古銭図鑑類、雑誌「ボナンザ」、『貨幣手帳』、『日本貨幣カタログ』などによる。 カタログ値の最安値を実勢相場として表示した。
「見返り美人」の相場 『日本切手カタログ』などによる。
高尾山のおみくじ料 東京都八王子市高尾山。 資料(A1)による。 (現在、「開運おみくじ」は200円)

(K4)「公共料金の推移」

24. 物価指数 

都市部
消費者物価指数
(1934~36年=1)

東京区部
小売物価指数
(2020年=100)

卸売物価指数
(1868年=1)

卸売物価指数
(1934~36年=1)

企業物価指数
(2020年=100)

市街地価格指数

株価指数
1870明治3年明治元年 1.00
1.27
(0.24)
1875明治8年1.46(0.28)
1880明治13年0.391.52(0.29)
1885明治18年0.311.32(0.25)
1890明治23年0.321.56(0.31)
1895明治28年0.351.77(0.36)
1900明治33年0.502.42(0.49)
1905明治38年0.562.840.57
1910明治43年0.592.830.50
1915大正4年0.593.450.63【東洋経済指数】
大正2年 100
1920大正9年1.578.881.68252
1925大正14年1.396.251.31104
1930昭和5年1.04昭和3年 5.220.8986
1935昭和10年1.000.99
昭和9~11年 1.00
【戦前基準】
昭和11年 1.00
98
1940昭和15年1.641.641.23132
1945昭和20年3.503.502.10
1950昭和25年【東京区部】
 220
24755.5【日経平均】
102円
1955昭和30年 297 16.1343310.6
【2010年基準】
   3.80
426円
1960昭和35年 328 17.8352 48.0 10.71,357円
1965昭和40年 443 24.0359 49.0 29.31,418円
1970昭和45年 579 31.4400 54.7 53.21,918円
1975昭和50年 989 53.6627 83.6102.64,359円
1980昭和55年1364 73.9826109.6123.17,116円
1985昭和60年1580 85.7822110.2159.113,113円
1990平成2年1702 92.3745104.6232.923,849円
1995平成7年1806 97.9687100.5219.419,868円
2000平成12年1818 98.6664 96.6174.213,786円
2005平成17年1766 95.7665 94.3118.116,111円
2010平成22年1748 94.8668 97.1100.010,223円
2015平成27年1804 97.8710 99.7 87.919,034円
2020令和2年1844100.0675100.0 89.027,444円
2021令和3年1838 99.7733104.5 88.728,791円
2022令和4年1893102.6859114.7 88.926,094円
①「戦前基準・消費者物価指数」 昭和10年までは、全国都市部の指数(家賃を除く)、資料(K1)による。
 戦後は、東京都区部の指数(持家帰属を除く年平均)、資料(Y1-7;表9-4)、および資料(S2)による。
②東京都「2020年基準・東京区部小売物価指数(持家帰属を除く年平均)」 資料(S2)による。
③朝日新聞社「明治初年基準・卸売物価指数(東京)」 資料(Y1-4;表9-1)による。
④日本銀行「戦前基準・総合卸売物価指数」 暦年平均値。 資料(N3)、(Y1-4;表9-2)、(N1)による。 明治33年以前は、他の指数を継続させている(N3)。 過去最大は1982年10月の863。
⑤日本銀行「2020年基準・国内企業物価指数」 暦年平均値。 資料(N1)による。 過去最大は1982年の111.6。
⑥全国の商業地・住宅地・工業地の地価の価格指数。 日本不動産研究所「市街地価格指数」による。 各年の3月の値(ただし、戦前は不定)。 過去最大は1991年の257.4。
⑦東洋経済指数 東洋経済新報社調べ。 大正2年の平均を100とした指数。 各年1月末の値。 資料(T4)による。
 日経平均株価 大納会の終値。 昭和25年「東証株価平均」として始まり、昭和45年「日経平均株価」となる。 これまでの最高値は、1989年12月29日の38,957円
☆ 右のページも参照 ⇒ 「値段のグラフー物価指数いろいろ」

(K1)角川書店、「角川日本史辞典」、1966
(N1)日本銀行 時系列統計データ検索サイト
(N3)日本銀行金融研究所、「貨幣年表」、昭和56
(S2)総務省統計局の統計データ eーStat
(T4)東洋経済新報社、「昭和国勢総覧」、1991
(Y1-4)矢野恒太記念会、「日本の100年」改訂第4版、2000
(Y1-7)矢野恒太記念会、「日本の100年」改訂第7版、2020

25. 通貨流通高・財政・国民所得など 
通貨流通高硬貨流通高一般会計歳出国債残高国民所得
( )内は、国民1人あたり
年間消費支出
1870明治3年0.55億円1900万円490万円
1875明治8年1.13億円0.12億円6900万円5600万円【1人あたり】
14円
1880明治13年1.83億円0.24億円6300万円2.3億円23円
1885明治18年1.53億円0.31億円6100万円2.3億円【GNP】
 8.1億円(21円)
20円
1890明治23年2.01億円0.38億円8200万円2.4億円10.6億円(26円)25円
1895明治28年2.60億円0.48億円8500万円3.4億円15.5億円(37円)32円
1900明治33年3.17億円0.85億円2.93億円4.9億円24.1億円(55円)50円
1905明治38年4.23億円1.02億円4.21億円19.7億円30.8億円(66円)54円
1910明治43年5.87億円1.44億円5.69億円26.6億円39.3億円(80円)68円
1915大正4年6.23億円1.32億円5.83億円24.9億円49.9億円(95円)71円
1920大正9年18.0億円13.6億円38.2億円159億円(281円)209円
1925大正14年21.4億円3.1億円15.3億円50.2億円163億円(272円)222円
1930昭和5年19.1億円3.8億円15.6億円61.5億円147億円(227円)176円
1935昭和10年24.8億円4.1億円22.1億円103億円183億円(264円)209円
1940昭和15年63.2億円4.1億円58.6億円309億円369億円(512円)283円
1945昭和20年567億円3.2億円215億円1440億円
1950昭和25年4250億円31億円0.63兆円4600億円3.95兆円(4.7万円)【2人以上勤労者世帯の1人あたり】
3.2万円
1955昭和30年6950億円210億円1.02兆円9700億円8.86兆円(9.9万円)6.0万円
1960昭和35年1.30兆円630億円1.74兆円1.2兆円16.2兆円(17.3万円)8.8万円
1965昭和40年2.70兆円1300億円3.72兆円32.8兆円(33.4万円)14万円
1970昭和45年5.90兆円3400億円8.18兆円2.8兆円73.1兆円(70.4万円)25万円
1975昭和50年13.3兆円6900億円20.9兆円15兆円150兆円(134万円)
【GDP】
153兆円(136万円)
52万円
1980昭和55年20.3兆円9800億円43.4兆円71兆円248兆円(212万円)75万円
1985昭和60年27.0兆円1.6兆円53.0兆円134兆円330兆円(273万円)92万円
1990平成2年43.0兆円3.2兆円69.3兆円166兆円452兆円(365万円)108万円
1995平成7年50.1兆円3.8兆円75.9兆円225兆円525兆円(418万円)117万円
2000平成12年67.6兆円4.2兆円89.3兆円368兆円538兆円(424万円)
117万円
【総世帯1人あたり】
125万円
2005平成17年83.8兆円4.5兆円85.5兆円527兆円534兆円(418万円)124万円
2010平成22年86.9兆円4.5兆円95.3兆円636兆円505兆円(394万円)123万円
2015平成27年103.1兆円4.7兆円98.2兆円805兆円541兆円(425万円)125万円
2020令和2年123.4兆円5.1兆円147.6兆円947兆円538兆円(426万円)124万円
2021令和3年127.0兆円5.1兆円144.6兆円991兆円551兆円(448万円)125万円
2022令和4年129.9兆円4.9兆円132.4兆円1043兆円2次速報 562兆円(450万円)132万円
通貨流通高 紙幣と硬貨の合計。 年末の値。 資料(Y1-7;表9-23),(N1)による。
硬貨流通高 硬貨(日銀用語では「貨幣」)の流通高。 年末の値。 資料(Y1-7;表9-23),(N1)による。
  過去最高は、令和3年12月の5兆0617億円。
☆ 右のページも参照 ⇒ 「値段のグラフー種類別通貨流通高」
一般会計歳出 中央財政の一般会計支出済歳出額。 資料(Y1-7;表9-8)、および(Z3) による。
国民所得 名目GNP・GDP。 会計年度。 資料(Y1-7),(N5)による。 平成7年以降は2015年基準。
国債残高 昭和35年までは資料(A3)、それ以降は(Y1-7;表9-16)および財務省のデータによる。
年間消費支出 戦前は資料(T6)、戦後は資料(Y1-7;表12-2),(S3)による。 2人以上勤労者世帯には未成年者の比率が多いため、総世帯よりは小さな値になる。

(A3)「日本百年の歩み」、朝日新聞社、1964
(N1)日本銀行 時系列統計データ検索サイト
(N5)内閣府、「国民経済計算(GDP統計)」
(S3)総務省統計局、「家計調査年報」
(T6)東洋経済新報社、「長期経済統計」、昭和63
(Y1-7)矢野恒太記念会、「日本の100年」改訂第7版、2020
(Z3)財務省、「予算・決算」

26. 貴金属・外為レート 

(1グラム)

(1グラム)
米1ドル英1ポンド独1マルク仏1フラン清/中国
1870明治3年明治4 「新貨条例」
66.67銭
明治4 「新貨条例」
4.12銭
1.003円4.88円23.85銭19.35銭【両(テール)】
1.54円
1875明治8年71銭4.0銭1.01円4.9円20銭
1880明治13年75銭7.6銭1.22円5.3円21銭
1885明治18年77銭4.2銭1.19円5.8円28銭23銭
1890明治23年79銭4.0銭1.19円5.8円29銭23銭1ドル=0.72両
1895明治28年1.26円4.1銭1.98円9.6円47銭38銭1.40円
1900明治33年明治30 「貨幣法」
1.333円
4.0銭2.03円9.9円48銭39銭1.38円
1905明治38年1.33円4.0銭2.02円9.8円48銭39銭1.34円
1910明治43年1.33円3.6銭2.02円9.9円48銭39銭1.19円
1915大正4年1.33円3.5銭2.05円9.8円37銭1.14円
1920大正9年1.34円6.3銭2.01円7.6円1923年 12桁のデノミ
【ライヒスマルク】
16銭2.29円
1925大正14年1.73円5.4銭2.45円11.9円59銭12銭1.89円
1930昭和5年1.36円2.7銭2.03円9.9円49銭8銭0.85円
1933年 廃両改元
1935昭和10年3.20円7.2銭3.50円17.1円1.41円23銭【 元(圓)】
1.03円
1940昭和15年4.61円4.27円16.3円1.72円10銭
1945昭和20年15円(9月)
1950昭和25年401円7.9円360円

昭24.3~昭46.12
固定レート
1008円1948年 1桁のデノミ
【ドイツマルク】
1.03円【人民元】
1948年 人民元発行
1955昭和30年585円10.3円1009円86円1955年 4桁のデノミ
146円
1960昭和35年590円10.6円1008円86円1960年 2桁のデノミ
73円
1965昭和40年690円15.8円90円73円
1970昭和45年690円21.8円864円98円65円
1975昭和50年1616円47.8円305円618円117円68円156円
1980昭和55年4499円168.8円204円485円103円45円133円
1985昭和60年2480円50.9円201円290円82円27円63円
1990平成2年*1826円*24.8円135円260円90円27円26円
1995平成7年*1209円*17.1円103円160円72円21円12円
2000平成12年*1014円*18.8円115円172円1999年、ユーロに移行
108円
14円
2005平成17年*1619円*27.9円117円203円140円15円
2010平成22年*3477円*59.0円83円126円108円13円
2015平成27年*4564円*64.2円120円177円131円18円
2020令和2年*6122円*72.7円103円140円127円16円
2021令和3年*6402円*92.0円115円156円131円18円
2022令和4年*7649円*94.2円131円159円140円19円
金 大正9年までは、資料(Z1)による日本市価。 それ以降は、資料(T5)による年平均の税抜参考小売価格。 2000年までのピークは、1980年1月の6495円。
  なお、大正6年 金輸出禁止、昭和4年 金輸出解禁、昭和6年 金輸出再禁止。
☆ 令和4年に高騰しているようにみえるが、これは円安のせい。 海外ではむしろ値下がりしている。
銀 昭和45年までは、資料(Z1)による日本市価。 それ以降は、資料(T5)による年平均の税抜参考小売価格。 これまでの最高値は、1980年1月の366.87円。
外国為替相場 戦前は年間平均相場、資料(T1)などをもとに計算。 戦後は年末の相場、主に(N1)による。 戦後最大の円高は、2011年10月21日の1ドル=75.78円。
☆ 明治3~4年ころの、上記以外の為替相場は、
   ラテン貨幣同盟(仏フラン、瑞西フラン、伊リラ、西ペセタ)はすべて19銭、
   スカンジナビア貨幣同盟(丁抹クローネ、諾威クローネ、瑞典クローナ)はすべて27銭
   墺フローリン=49銭、蘭ギルダー=40銭、露ルーブル=80銭、墨ペソ=98銭、土ピアストル=4.4銭、印ルピー=44銭、香港ドル=1.00円。
☆ 1999年のユーロ移行時、1ユーロ = 1.95583マルク = 6.55957フラン。
☆ 現在の外国為替相場については、右のサイトが便利です ⇒ 「税関>輸出入手続>外国為替相場」

(N1)日本銀行の統計データ
(T1)東洋経済新報社、「明治大正国勢総覧」、昭和2
(T5)田中貴金属のホームページ
(Z1)造幣局、「造幣局百年史」、昭和49

付1. 人口など 
人口農林業の
割合
平均寿命
男   女
エンゲル
係数
就学率
男  女
大学進学率
1870明治3年
1875明治8年3532万人77%66%【義務教育就学率】
51% 19%
(1%未満)
1880明治13年3665万人69%59% 22%
1885明治18年3831万人64%66% 32%
1890明治23年3990万人66%65% 31%
1895明治28年4156万人42.8歳 44.3歳62%77% 44%
1900明治33年4385万人44.0歳 44.9歳62%90% 72%
1905明治38年4662万人64%98% 93%(1%)
1910明治43年4918万人58%44.3歳 44.7歳61%99% 97%
1915大正4年5275万人56%60%99% 98%
1920大正9年5547万人52%62%99% 99%(1.5%)
1925大正14年5974万人42.1歳 43.2歳59%99.4%(2.5%)
1930昭和5年6445万人47%44.8歳 46.5歳54%99.5%(3%)
1935昭和10年6925万人46.9歳 49.6歳50%99.6%(3%)
1940昭和15年7193万人42%49%(4%)
1945昭和20年7215万人(67%)99.8%
1950昭和25年8320万人45%58.0歳  61.5歳【2人以上勤労者世帯】
57%
【高校進学率】
48% 37%
男  女
1955昭和30年8928万人38%63.60歳  67.75歳45%56% 47%13%  2%
1960昭和35年9342万人30%65.32歳  70.19歳39%60% 56%14%  3%
1965昭和40年9828万人23%67.74歳  72.92歳36%72% 70%21%  5%
1970昭和45年1億0372万人18%69.31歳  74.66歳32%82% 83%27%  7%
1975昭和50年1億1194万人13%71.73歳  76.89歳30%91% 93%41% 13%
1980昭和55年1億1706万人10%73.35歳  78.76歳28%93% 95%39% 12%
1985昭和60年1億2105万人8.6%74.78歳  80.48歳26%93% 95%39% 14%
1990平成2年1億2361万人6.5%75.92歳  81.90歳24%93% 96%33% 15%
1995平成7年1億2557万人5.5%76.38歳  82.85歳23%95% 97%41% 23%
2000平成12年1億2693万人4.7%77.72歳  84.60歳22%95% 97%48% 32%
2005平成17年1億2777万人4.5%78.56歳  85.52歳24.1%
【総世帯】
22.7%
96% 97%51% 37%
2010平成22年1億2806万人3.7%79.55歳  86.30歳23.2%96% 97%56% 45%
2015平成27年1億2710万人3.5%80.75歳  86.99歳25.0%96% 97%55% 47%
2020令和2年1億2615万人3.00%81.56歳  87.71歳
(81.64歳 87.74歳)
27.0%95.3% 95.7%57.7% 50.9%
2021令和3年1億2550万人2.92%(81.47歳 87.57歳)26.6%94.9% 95.1%58.1% 51.7%
2022令和4年1億2495万人2.86%(81.05歳 87.09歳)26.0%94.5% 94.1%59.7% 53.4%
人口などはすべて内地(沖縄を含む)の数字。
人口 1920年までは1月1日現在、それ以降は10月1日現在。 主に国勢調査結果。 (Y1-7;表1-5)などによる。 日本人人口ではなく、総人口。
  これまでの最高は、2008年の1億2808万人。
農林業の割合 全就業者中の農林業就業者の割合。 主に総務省統計局のデータ「労働力調査」による。
平均寿命 厚生労働省発表の平均寿命。 5年に1度の国勢調査年に行われる「完全生命表」と、毎年行われる「簡易生命表」がある。 上の表で、( )内は簡易生命表の値。
エンゲル係数 戦前は(T6)による。 戦後は2人以上勤労者世帯、または全世帯の食料費÷消費支出で計算(資料(Y1-7),(S3)による)。 これらの調査方法に整合性はない。
就学率 戦前は義務教育の就学率。 (S1)による。 戦後は通信制を除く高校の進学率。 (M4)による。 平成27年ころが最大。
大学進学率 戦前は男子のみで、数字はアバウト。 戦後は短大を含まない。 (M4)による。 

(M4)「文部省年報」、および文部科学省、「学校基本調査/年次統計/進学率」
(S1)総務省統計局、「日本長期統計総覧」、日本統計協会、昭和63
(S3)総務省統計局、「家計調査年報」
(T6)東洋経済新報社、「長期経済統計」、昭和63
(Y1-7)矢野恒太記念会、「日本の100年」改訂第7版、2020
(Y2)吉川弘文館、「明治時代史大辞典」、2013

付2. 生活インフラの普及率 
上水道
普及率
下水道
普及率
電灯
普及率
ラジオ
普及率
テレビ
普及率
固定電話携帯電話
契約数
1870明治3年
1875明治8年
1880明治13年
1885明治18年明20 横浜水道
1890明治23年0.5%明23 東京電燈【契約数】
明23 197
1895明治28年1.9%0.3万
1900明治33年2.3%1.9万
1905明治38年3.6%明40 2%3.7万
1910明治43年4.3%大1 16%13万
1915大正4年14%30%22万
1920大正9年18%60%32万
1925大正14年21%80%大14 ラジオ放送
2%
50万
1930昭和5年23%89%6%72万
1935昭和10年29%89%18%87万
1940昭和15年34%97%39%105万
1945昭和20年35%39%54万
1950昭和25年26%これ以降統計なし55%昭28 テレビ放送120万
1955昭和30年36%74% 【白黒】
昭32 8%
220万
【住宅普及率】
1%
1960昭和35年53%90%45%昭35 カラー放送2%
1965昭和40年69%8%86%90%【カラー】
昭42 1.6%
8%
1970昭和45年81%16%これ以降統計なし90%26%28%
1975昭和50年88%23%49%90%63%
1980昭和55年91.5%30%23%98%(70%)昭54 移動電話
1985昭和60年93.3%36%昭57 17%99%(80%)【移動電話】
6万
1990平成2年94.7%44%(90%)87万
1995平成7年95.8%54%(98%)【携帯電話】
1000万
2000平成12年96.6%62%97%6100万
2005平成17年97.2%69%【ブラウン管】
97%
【薄型】
12%
91%【含スマホ】
9200万
2010平成22年97.5%75%72%69%86%1.20億
2015平成27年97.9%77.8%平25 19%97.5%76%1.56億
2020令和2年98.1%80.1%96.0%68%1.94億
2021令和3年98.2%80.6%96.2%67%2.03億
2022令和4年「普及率」はこれにて調査終了
上水道 戦前は日本水道協会『日本水道史』昭和42、による。 戦後は年度末の全人口中の上水道を利用している人口の割合で、厚労省水道課の資料による。
   戦前と戦後では、統計の取り方に差異があるようだ。
  ・明治20年10月、横浜区(現横浜市)で給水開始。
下水道 年度末の全人口中の下水道を利用している人口の割合で、国土交通省下水道部の資料による。
  ・昭和33年、「新下水道法」制定、昭和45年改正。
電灯  主に(H1)による。
  ・明治23年4月、東京電燈(現東京電力)が定額電灯の料金表を定める。
ラジオ (I2)による。
  ・大正14年3月、NHKがラジオ放送開始。
  ・昭和43年にNHKのラジオ受信料が無料になって以降は、普及率の統計はない。 ただし、ポータブルラジオやカーラジオの普及が進み、台数は増えている。
テレビ (N2)による。 2人以上の世帯のうちで、テレビを所有している世帯の割合。
  ・テレビ放送は昭和28年2月、カラー放送は昭和35年9月、衛星放送は平成元年6月に開始。
固定電話 契約数は(Y1-7)などによる。 年度末の数字。
   住宅普及率は、昭和30~50年は「昭和54年度版通信白書」による。 昭和55~平成7年の( )内は推測値、転載無用。
   平成12年以降は、総務省の「通信利用動向調査」による世帯単位の普及率(8月値)。
   過去最大は、平成8年の6153万契約、住宅普及率は98%。
  ・明治23年12月、逓信省が運用開始。 加入者は東京155名、横浜42名。
携帯電話 電気通信事業協会(TCA)の資料による。 年度末の数字。 PHSは含まない。
  ・昭和56年12月、電電公社が東京23区で自動車電話(移動電話)のサービス開始。
  ・平成3年4月、NTTが携帯電話のサービスを開始。

(H1)本間立志監修、「日本経済統計集」、日外アソシエーツ、1999
(I2)岩波書店、「岩波日本史辞典」、1999
(N2)内閣府、「主要耐久消費財等の普及率(二人以上の一般世帯)」
(Y1-7)矢野恒太記念会、「日本の100年」改訂第7版、2020

【参考1】 終戦直後のインフレ 
【参考1-1】 月給と公共料金など
 ①~⑫は月を示す。 特記ない場合、上段は4月、下段は10月。
労働者の月給
(男)      (女)
はがき
2銭
国鉄最低料金
10銭
公衆浴場料金
8銭
小売物価指数
(昭和9~11=1)
1ドル
1944昭和19年⑤ 104円⑤ 42円④ 3銭⑧12銭2.0
2.2
1945昭和20年-
160円
-
70円
④ 5銭⑪20銭2.6
3.2
⑥ 10円
⑨ 15円
1946昭和21年440円
670円
180円
300円
⑦ 15銭③ 20銭①50銭
⑧70銭
⑪90銭
16
25
1947昭和22年1,500円
2,900円
640円
1,200円
④ 50銭③ 50銭
⑦ 1円
① 1円
③1円30銭
⑦ 2円
35
76
③ 50円
1948昭和23年4,400円
8,000円
2,100円
3,300円
⑦ 2円⑦ 3円③ 6円
⑧10円
107
209
⑦ 270円
1949昭和24年9,800円
10,000円
4,400円
4,500円
⑤ 5円
247
253
③ 360円
1950昭和25年10,400円
⑪ 11,500円
4,700円
⑪ 5,400円
227
250
参考:2020年34万円25万円63円136円470円1840103円
労働者の月給 民間企業の全産業全国平均値。 昭和20年までは資料(A2)、それ以降は資料(S5)による。 きれいな数字に編集した。
はがき、国鉄の料金、公衆浴場料金は、(K4)による。
小売物価指数は、東京の指数。 資料(T4)による。

(A2)「朝日年鑑」、朝日新聞社、昭和22~
(K4)「公共料金の推移」
(S5)総務庁/総理府統計局、「日本統計年鑑」、毎日新聞社、昭和24~
(T4)東洋経済新報社、「昭和国勢総覧」、1991

【参考1-2】 公定価格、ヤミ価格、実効価格
 上段は3月または4月、下段は9月または10月。
白米
(1升)
砂糖
(100匁)
たまご
(1個)
牛肉
(100匁)
清酒
(1升)
たばこ
(10本)
マッチ
(小箱1個)
化粧石鹸
(1個)
公 定 価 格
1944昭和19年
ころ
50銭22銭10銭1円3.5円35銭4銭10銭
ヤ ミ 価 格 (東京の闇市)
1944昭和19年7円
18円
10円
26円
1.0円
1.5円
8.5円
16円
35円
90円
12銭
1.8円
3円
5円
1945昭和20年 25円
52円
39円
80円
1.7円
2.3円
19円
18円
160円
190円

12円
4.5円
4.7円
15円
11円
1946昭和21年65円
59円
85円
112円
3.9円
5.9円
38円
44円
280円
280円
12円
14円
3.8円
4.2円
11円
13円
1947昭和22年89円
183円
225円
316円
10円
16円
111円
144円
600円
600円
34円
50円
5.3円
5.7円
23円
49円
1948昭和23年203円
245円
152円
125円
17円
22円
175円
200円
730円
1060円
56円
 
6.1円
5.1円
70円
83円
実 効 価 格 (全国都市部)
1948昭和23年96円
142円
15円
21円
160円
162円
490円
590円
26円
24円
1949昭和24年153円
165円
17円
20円
158円
154円
500円
700円
25円
24円
63円
55円
1950昭和25年10円
14円
94円
100円
690円
700円
19円
23円
小 売 物 価 (東京区部)
1950昭和25年149円115円16円120円 
 
29円
1951昭和26年162円96円15円154円 
 
36円
参考:2020年670円74円22円1000円
(輸入肉)
970円300円
(ピース)
27円78円
ヤミ価格 日銀調べの東京の闇市での価格。 昭和20年3月までは資料(T7)、それ以降は資料(S5)による。
実効価格 総理府調べの全国都市部の消費者が実際に購入したときの平均価格、資料(S5)による。
小売物価 東京都調べの東京区部での小売物価。 資料(S2)による。

(S2)総務省統計局、「東京都区部の小売物価統計調査」
(S5)総務庁/総理府統計局、「日本統計年鑑」、毎日新聞社、昭和24~
(T7)東京空襲を記録する会、「東京大空襲戦災記」、1974

【参考2】 日本統治時代の台湾と朝鮮 
人口 (内、日本人)1人あたり名目GDP物価比(本土=100)
日本本土台湾朝鮮日本本土台湾朝鮮台湾朝鮮
1900明治33年4,385万人285万人(4万人)
1905明治38年4,662万人312万人(6万人)
1910明治43年4,918万人330万人(10万人)1,311万人(17万人)
1915大正4年5,275万人357万人(14万人)1,628万人(30万人)96円59円36円10645
1920大正9年5,547万人376万人(17万人)1,729万人(35万人)276円176円104円11353
1925大正14年5,974万人415万人(19万人)1,952万人(44万人)289円156円97円9452
1930昭和5年7,445万人468万人(23万人)2,106万人(53万人)226円139円69円9847
1935昭和10年6,925万人532万人(27万人)2,320万人(62万人)249円164円94円10454
1940昭和15年7,193万人608万人(35万人)2,433万人(71万人)
1945昭和20年7,215万人昭18 659万人(40万人)2,592万人(71万人)
参考 2020年1億2584万人2,356万人韓 国 5,178万人
北朝鮮 2,578万人
$4.01万$2.84万$3.16万
$618
67103
参考文献
  ・溝口敏行・梅原又次、『旧日本植民地経済統計』、東洋経済新報社、1988
  ・袁堂軍・深尾京司、『1930年代における日本・朝鮮・台湾間の購買力平価:実質消費水準の国際比較』、経済産業研究所、2002
参考までに、1940年の満州国の人口は4300万人、内日本人は82万人。
2020年の人口とGDPについては「GLOBAL NOTE」を利用した。
2020年の物価比は、イギリス The Economist 社調査のビッグマックの値段の比を利用した。
  (ビックマック1個の値段、日本390円($3.64)、台湾72ドル($2.44)、韓国4500ウォン($3.75))


【参考3】 世界主要国の消費者物価指数 
日本アメリカイギリスドイツフランスイタリアカナダスイス中国ロシア
1870明治3年4.9.041.0118.3
1875明治8年4.21.7.041.0129.2
1880明治13年.0223.71.6.042.0139.1
1885明治18年.0173.51.4.042.0118.0
1890明治23年.0183.51.3.041.0128.3
1895明治28年.0203.21.3.041.0118.0
1900明治33年.0283.21.4.041.0118.0
1905明治38年.0323.51.4.041.0128.3
1910明治43年.0333.61.5.042.0129.21911 辛亥革命
1915大正4年.0333.91.9.053.0144.510.91917 ロシア
革命
1920大正9年.0887.73.71923 ハイパー
インフレ
.16.0468.321.7
1925大正14年.0786.82.614.2.18.0636.616.3
1930昭和5年.0586.62.413.8.27.0576.615.3
1935昭和10年.0565.32.111.5.20.0455.312.4
1940昭和15年.0885.42.812.1.39.0705.814.6
1945昭和20年.1887.03.113.51.21.46.720.21949 中華人民
共和国
1950昭和25年12.39.33.517.95.52.89.121.1
1955昭和30年16.710.34.619.87.13.410.322.9
1960昭和35年18.011.45.221.79.43.811.324.3
1965昭和40年23.912.26.224.911.34.812.328.5
1970昭和45年31.015.07.728.014.05.514.833.8
1975昭和50年53.120.814.237.821.29.521.148.9
1980昭和55年73.231.827.946.035.020.132.155.116.0
1985昭和60年83.841.639.455.655.438.446.067.719.1
1990平成2年89.650.550.659.564.450.557.276.631.51991 ソ連解体
1995平成7年95.958.961.271.071.964.863.089.557.83.4
2000平成12年97.366.567.475.676.373.169.692.863.216.5
2005平成17年95.275.572.981.583.982.478.196.867.532.9
2010平成22年94.884.382.888.290.490.585.0101.278.153.5
2015平成27年98.291.691.894.595.597.392.499.389.781.1
2020令和2年100100100100100100100100100100
2021令和3年99.8104.7102.5103.1101.6101.9103.4100.6101.0106.7
2022令和4年102.3113.1110.6111.3107.0110.2110.4103.4103.0121.5
1955年以降は、すべて(日本も含めて)IMFの "WORLD ECONOMIC OUTLOOK" の "Consumer Price Index, All items" による。
  ただし、原典では、基準年は各国によって異なるが、一覧して比較がしやすいように、2020年を100として計算し直した、
それ以前は、下記データを過去に連結した。
  日本は、戦前基準の都市部の消費者物価指数(「24.物価指数」の① )
  アメリカは、"CPI for All Urban Consumers" Bureau of Labor Statistics (IMFと同一データ)
  イギリスは、"U.K. Retail Price Index" および資料(M5)の「生計費指数」
  ドイツは、資料(Y1-1,表7-10)による。 なお、戦後統一前は西ドイツの指数。
  フランスは、資料(M5)の「生計費指数」
  イタリアは、資料(M5)の「生計費指数」
  カナダは、"Consumer Price Index Portal" Statistics Canada
  スイスは、"Deflating Swiss Prices over the Last Five Centuries" (IMFと同一データらしい)
☆ 明治時代、日本は多少のインフレになっているが、欧米の物価は変動がない。 金本位制が機能していたためのようだ。
☆ 卸売物価指数でも小売物価指数でなく、「生計費指数」という概念が登場している。 古い時代の物価指数を調べるとき、固定化された物質群よりも、物質的繁栄を適時的に測定しうる指数、として考え出された指数である。 各時代の典型的な消費の型について、古い時代の乏しい記録から、平均的な人の消費した物価の推移を示している。 元々乏しい記録を半ば強引に接続している。 それらをさらにIMFの数字と接続した。 データの精度に確たる信頼はないが、参考にはなる。

(M5)マクミラン、「ヨーロッパ歴史統計1750~1993」、東洋書林、2001
(Y1-1)矢野恒太記念会、「日本の100年(初版)」、1981


【参考4】 世界主要国の賃金 
  各国の貨幣単位での名目年間賃金、単位万円など。 ( )内は、2020年の米ドル換算での実質賃金、単位万米ドル。
日本
名目万円  実質万ドル
アメリカ
名目万ドル 実質万ドル
イギリス
名目万ポンド 実質万ドル
ドイツ
名目万ユーロ 実質万ドル
スイス
名目万フラン 実質万ドル
1990平成2年421(3.69)2.68(4.70)1.39(3.27)5.62(5.13)
1995平成7年459(3.79)3.11(4.82)1.78(3.45)2.60(4.39)6.74(5.44)
2000平成12年464(3.84)3.90(5.54)2.24(4.02)2.80(4.56)7.10(5.65)
2005平成17年446(3.89)4.54(5.81)2.68(4.54)3.07(4.66)7.99(6.11)
2010平成22年422(3.81)5.26(6.10)3.09(4.69)3.32(4.71)8.67(6.33)
2015平成27年419(3.73)5.92(6.38)3.35(4.66)3.83(5.12)8.73(6.59)
2020令和2年440(3.85)6.94(6.94)3.70(4.71)4.26(5.37)8.69(6.48)
OECD.Stat の "Average annual wages" による。


【参考5】 マクドナルドのビッグマックの値段 
  上段は各国の通貨単位での値段。 下段( )内はそのときの為替レートによるアメリカドルでの値段。
日本
  円     為替レート
アメリカ
ドル
イギリス
ポンド
ドイツ
マルク
スイス
スイスフラン
中国
人民元
ロシア
ルーブル
1986
Sep.
昭和61年370円
(2.40ドル)
154円/$1.60ドル1.10ポンド
(1.64ドル)
4.25マルク
(2.10ドル)
1990
Apr.
平成2年370
(2.33)
159円/$2.201.40
(2.30)
4.30
(2.21)
3.75ルーブル
(6.25ドル)
1995
Apr.
平成7年391
(4.65)
 84円/$2.321.71
(2.80)
4.80
(3.48)
5.9フラン
(5.20ドル)
9.0元
(1.05ドル)
8100
(1.62)
2000
Apr.
平成12年294
(2.78)
106円/$2.511.90
(3.00)
4.99
(2.37)
5.9
(3.48)
9.9
(1.20)
36
(1.39)
2005
Jun.
平成17年250
(2.34)
107円/$3.061.88
(3.44)
2.92ユーロ
(3.58ドル)
6.3
(5.05)
10.5
(1.27)
42
(1.48)
2010
Jul.
平成22年320
(3.67)
 87円/$3.732.29
(3.47)
3.38
(4.33)
6.5
(6.19)
13,2
(1.95)
71
(2.33)
2015
Jul.
平成27年370
(2.98)
124円/$4.792.89
(4.52)
3.70
(4.81)
6.5
(6.84)
17.0
(2.74)
107
(1.88)
2020
Jul.
令和2年390
(3.64)
107円/$5.713.39
(4.28)
4.21
(4.79)
6.5
(6.91)
21.7
(3.10)
135
(1.91)
2021
Jul.
令和3年390
(3.55)
110円/$5.653.49
(5.22)
4.27
(5.02)
6.5
(7.04)
22.4
(3.46)
169
(2.27)
2022
Jul.
令和4年390
(2.83)
138円/$5.153.69
(4.45)
4.65
(4.74)
6.5
(6.70)
24.0
(3.56)
2023
Jul.
令和5年450
(3.17)
142円/$5.584.19
(5.37)
5.28
(5.80)
6.7
(7.70)
25.0
(3.50)
イギリス The Economist 社の資料による。 1986年以降調査されている。
1995年の日本は、たまたま4月に円高のピークがあった。
ドイツの貨幣単位は、EU加盟後はユーロ。
ロシアは、1994年にルーブルが大暴落し、1998年に3桁のデノミを行っている。
なお、1967年にアメリカで最初に発売されたときは、45セント。
☆エコノミスト社による「ビッグマック指数」の説明 : A Big Mac costs ¥450 in Japan and US$5.58 in the United States. The implied exchange rate is 80.65. The difference between this and the actual exchange rate, 142.08, suggests the Japanese yen is 43.2% undervalued.



参考文献 
(A1)週刊朝日編、「値段史年表 明治大正昭和」、1988 および「戦後値段史年表」、1995
(A2)「朝日年鑑」、朝日新聞社、昭和22~
(A3)「日本百年の歩み」、朝日新聞社、1964
(D1)大門一樹、「物価の百年」、早川書房、1967
(D2)(社)電気通信事業協会(TCA)、 携帯電話・PHS契約数>事業者別契約数
(H1)本間立志監修、「日本経済統計集」、日外アソシエーツ、1999
(H2)細井和喜蔵、「女工哀史」、岩波文庫、大正14
(I1)岩崎爾郎、「物価の世相100年」、読売新聞社、1982
(I2)岩波書店、「岩波日本史辞典」、1999
(I3)岩瀬彰、『「月給100円サラリーマン」の時代』、講談社現代新書、2006
(K1)角川書店、「角川日本史辞典」、1966
(K2)厚生労働省、「賃金構造基本統計調査」
(K3)国税庁、「民間給与実態統計調査」
(K4)「公共料金の推移」
(K5)厚生労働省、「労働統計調査年報>毎月勤労統計調査」
(M1)森本卓郎、「物価の文化史事典」、展望社、2008
(M2)村上直・高橋正彦、「日本史資料総覧」、東京書籍、1986
(M3)松田良一、「近代日本職業事典」、柏書房、1993
(M4)文部科学省、「学校基本調査」および「文部省年報」
(M5)マクミラン、「ヨーロッパ歴史統計1750~1993」、東洋書林、2001
(N1)日本銀行の統計データ
(N2)内閣府、「主要耐久消費財等の普及率(二人以上の世帯)」
(N3)日本銀行金融研究所、「貨幣年表」、昭和56
(N4)日本統計協会、「日本統計年鑑」、毎日新聞社、昭和24~
(N5)内閣府、「国民経済計算(GDP統計)」
(O1)小木新造、「ある明治人の生活史」、中公新書、昭和58
(S1)総務省統計局、「日本長期統計総覧」、日本統計協会、昭和63
(S2)総務省統計局、「東京都区部の小売物価統計調査」
(S3)総務省統計局、「家計調査年報」
(S4)小学館、「日本20世紀館」
(S5)総務庁/総理府統計局、「日本統計年鑑」、毎日新聞社、昭和24~
(S6)総務省、「通信利用動向調査」 平成8~
(T1)東洋経済新報社、「明治大正国勢総覧」、昭和2
(T2)東洋経済新報社、「日本近現代史辞典」、1978
(T3)東京都の統計データ
(T4)東洋経済新報社、「昭和国勢総覧」、1991
(T5)田中貴金属のホームページ
(T6)東洋経済新報社「長期経済統計」、昭和63
(T7)東京空襲を記録する会、「東京大空襲戦災記」、1974
(T8)「東京府統計書」、国会図書館デジタルコレクション、明治14~昭和15
(T9)「東京市統計年表」、国会図書館デジタルコレクション、明治30~昭和14
(T10)東京都商工経済会、「東京物価及賃金統計」、国会図書館デジタルコレクション、昭和15
(T11)東洋経済新報社、「戦前戦後物価総覧」、1954
(Y1)矢野恒太記念会、「日本の100年」
(Y2)吉川弘文館、「明治時代史大辞典」、2013
(W1)Wikipedia
(Z1)造幣局、「造幣局百年史」、昭和49
(Z2)財務省、「統計表一覧」
(Z3)財務省、「予算・決算」
その他

  2015.1.3   『明治~平成 値段史』初版。 このとき、表の数は8。
  2015.7     「庶民には縁遠い数字」、「はしりの値段」を追加。
  2016.7     「戦後の娯楽」、「公共料金」を追加。
  2018.2.18  「コインの推移」を追加。
  2018.9.27  「戦後の家電」を追加。
  2018.12.12 「紙幣の推移」を追加。
  2020.1~    2020年の値を追加。
  2020.3.1   「参考1.終戦直後のインフレ」を追加。   2021.9.6 改訂。
  2021.1.15  『明治~令和 値段史』に改題。
  2021.1.27  「参考2.日本統治時代の台湾と朝鮮」を追加。
  2021.2~6   項目みなおし、9表追加、整理。 2020年の値、ほぼ終了。
  2021.7     「交通料金の年表」、「書籍代の年表」などを追加。
  2021.8     「はしりの値段」などを「明治~令和 値段史(付録)」に分離。
  2021.8.21  「参考3.世界主要国の消費者物価指数」を追加。
  2021.9.3   「参考5.マクドナルドのビッグマックの値段」を追加。
  2021.9.29   2020年の値投入終了。 最後は国税庁発表の民間給与。
  2021.10.2  「付2.普及率など」を追加。
  2021.12.6~22.9.29  2021年の数字を追加。
  2022.7.28    2つの表と、12の項目を追加。
  2022.12    3つの表と、13の項目を追加。
  その他、都度更新。  現在、表の数は【参考】を含め33。